超能力姉妹《SPY×FAMILY》 (ページ16)

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07.いざ面接！(1) ページ16

「決戦の時は来た」

スーツを着て、ヨルとともに荷物と身だしなみチェックの確認する。

「言葉使いの最終チェック」
「だいじょうぶます」
「がんばるます」

Aとアーニャも気合いは充分なようだ。

「(…不安しかないがやれることはすべてやった)」

いざ───
イーデン校面接試験へ！！

「広っ！！」
「国内トップクラスの学校ですからね」
「アーニャ、だいじょうぶ？」
「だいじょうぶます」

周りは受験生だらけ、Aはアーニャを心配したが、大丈夫そうだ。

「では行こう(…!?)」

歩を進めようと、歩き出したロイドが何かを感じ取る、誰かに監視されている。

「(まさか群衆の中に敵が…!?)」
「(てき!?)」

ロイドの心の声を聞き、アーニャが反応する。ヨルも視線を感じ、周りをキョロキョロとしている。

Aは、少しその場の雰囲気に飲まれ、緊張して来ていた。

「(…この学校の関係者リストはほぼすべて頭に入っている、あれは…教員連中!!)」

そう、試験はすでに始まっている…!!

「3人とも気を引きしめろ、試験管たちに見られている、練習通りにふるまうぞ」

ロイドの言葉に従い、Aたちは初代学長の像に敬礼した。

「(千の顔を使い分けるこの黄昏、相手の望む理想の人物としてふるまうことなど造作もない！)」
「(この方がどなたかとんと存じませんが、とりあえずロイドさんのマネをしておけば大丈夫ですよね…)」
「(ひげだるま…)」
「(はげちゃぴん…)」