超能力姉妹《SPY×FAMILY》 (ページ15)

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「…ありがとうヨルさん、今日はいい気分転換になりましたボクも改めて"仕事"がんばります」

ロイドがヨルに言う、その様子をみたAとアーニャが口を挟んだ。

「「……ちちとははイチャイチャ」」
「「してない／ません！！」」

そんな姿をみた老婆は、微笑ましく眺め。

「あなたたちとっても素敵な家族ね」

そう言い、Aとアーニャに飴を渡しその場を離れた────

「ははー、アーニャここあのみたい」
「承りました」
「Aおてつだい！」
「ありがとうございます、Aさん」

4人は家に帰り、くつろいでいる。ロイドが再び模擬面接の練習をしだした。

「はいAさん休日は何を？」
「おぺらみてびじゅつかんいって、れすとらんでたべたりします」
「そう！それ！」

何か聞かれたら今日のことを言え！と、言いアーニャに次の質問をした。

「おともだちが悪いことをしているところを見てしまいましたどうしますか？」
「うえからとびのってやっつけてくさいめしくわせます」
「うん…そこは見なかったことにしとけ…」

ロイドがソファに項垂れる。自分とアーニャの分のカップを持ったAが、ロイドに言う。

「ちちかっこよかった！」
「かっこよかったですね！」
「ずどばーん！」

Aの言葉に続き、ヨルとアーニャも続ける。
4人でテーブルを囲み、腰を下ろす。渡されたカップを手に取り、先程の老婆の言葉を思い出す───

"あなたたちとっても素敵な家族ね"

「(そう見えたのなら、まあ準備の１％くらいは進んだと思うことにするか…)」