最後の晩餐 ページ41
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「よぅ、久しぶりだな」
「どちら様です?」
いや、ほんとに申し訳ないけどわかりませんよ。
「おいおい、あの時お前を助けたのは俺だろ?」
「といわれましても……」
あ、皆様すみません。
これだけじゃわからないですよね。
私でもわからないんですもん。
目の前に座るのはおじさんと同年代だと思われる美形の男性のお客様。
少しカールのかかった黒髪にサングラスと特徴的な容姿をしている。
「はー、思い出せないならタバコ吸わせてくれよ」
そして、ヘビースモーカーらしい。
「ダメです。
うちには喫煙席はございません」
皆さん、誰だかわかりましたか?
「はー……この前の、爆弾騒ぎの時にいただろ?
目的は何だったって言ってたの。
あれが俺」
あー、そういえば……
いたようないなかったような。
「あれ?
あれって結局ゼロさんが助けてくれませんでしたっけ?」
「まぁ……何でもいいだろ?
それより、お前あいつと知り合いだったんだなー。
降谷の方の」
あの、話が掴めないのですが。
「だって、あいつの事をゼロって呼ぶってことはそういう事だろ?
どこで知り合った?まさか彼女か?」
「あのー、どうゆうことです?」
「ま、あいつも不器用なところがあるからな。
そこは頼んだぜ」
「……なんか、あなたが消えちゃうみたいですね」
「……そうだな…
これが最後の夕飯になるかもな」
私の答えに答えてくれないまま、話進める。
「あぁ……虫の知らせってやつだろうな……
明日はあれから、4年目だぜ……?」
明日……それは11月7日。
この人にとって、それが何の日かはわからない。
でも、私にとっても特別な日。
「……俺の話、聞いてくれるか?」
それから、私はサングラスのお兄さん……松田さんと閉店間際まで話していた。
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はぁ、明日でもう1年たっちゃうんだ……
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朱音しゃーか - いいですね〜、面白いです! (2019年3月16日 22時) (レス) id: 5fadb9d0cb (このIDを非表示/違反報告)
クグロフ(プロフ) - わー!コメントありがとうございます!最近スランプだったんですけど今ピーンって来ました!やる気がムクムクです!これからも頑張りますね^^* (2018年5月31日 1時) (レス) id: 4f02d54f19 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ(プロフ) - 年の差ほんと大好きなのでこの作品見つけた時はほんと叫びました(笑)とってもキュンキュンします!1度しか評価されませんけど10点連打しますね(*´ー`*)これからも応援してます! (2018年5月30日 21時) (レス) id: d3db016fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クグロフ | 作成日時:2018年5月11日 0時