あの子 ページ32
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ピピッ。
「……あら、バーボン。お疲れ様」
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「いえ……」
無線越しに雑音が混じった声が聞こえる。
「…………
それより、何故あの銃のロックをかけたんです?
作戦では負傷者がでても構わない……違いました?」
これはあのテロ事件が終わったあと。
無線越しに話しているのは今回事件の現場調査をしたバーボン。
それと、無線で犯人を誘導したベルモットだ。
「……あら、あなたこそ助けてあげたじゃない、あの子のこと」
「えぇ、あなたがロックをかけるほど大切な存在かと……」
「……」
あの子……とは、カフェすかぁれっとで働く阿井Aのことだ。
「まぁ、僕には関係ありませんが」
実際はかなり通い詰めていたほどの常連だが、ここでは素知らぬ顔をする。
「えぇ、その方がいいわ」
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そして、この女もまた……
知らないふりをした。
「じゃあ、また」
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「えぇ」
ガガッ……
Aへの地獄の尋問が始まるまであと20分。
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朱音しゃーか - いいですね〜、面白いです! (2019年3月16日 22時) (レス) id: 5fadb9d0cb (このIDを非表示/違反報告)
クグロフ(プロフ) - わー!コメントありがとうございます!最近スランプだったんですけど今ピーンって来ました!やる気がムクムクです!これからも頑張りますね^^* (2018年5月31日 1時) (レス) id: 4f02d54f19 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ(プロフ) - 年の差ほんと大好きなのでこの作品見つけた時はほんと叫びました(笑)とってもキュンキュンします!1度しか評価されませんけど10点連打しますね(*´ー`*)これからも応援してます! (2018年5月30日 21時) (レス) id: d3db016fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クグロフ | 作成日時:2018年5月11日 0時