あいは存在する。【降谷零】

一括で ページ17

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｢もーうっ、そんな事だったら早く言ってくれたら良かったのにー。
別れてって言われるんじゃないかって怖かったんだよー。
最近全然会ってくれなかったんだもんっ｣









｢すみません。
この日のために仕事を終わらせてたんです｣









｢もう、透さんたらっ。
体壊したら許さないんだからね｣









さらにこうやって腕を組む。








完璧なカップルでしょ。
顔面偏差値の差を除けば。









あ、何故に透さんかっていうと……









ゼロさん→何も無い→透ける→透









みたいな?









そこ、子供みたいな発想とか言わないで。









……なんか一瞬ゼロさんが驚いたような顔をした気がしたけど。









きっと気のせいだと思う。









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｢Aさん｣









だってそう言いながら私の頭を撫でてくるし……









｢それで、そのキャンペーンのネックレスなんですけど……｣









｢はい、お二人にぴったりなネックレスをご用意致しますね｣









ニコッと効果音がつくような笑顔で奥に入っていったお姉さん。









はー、なんか疲れたなー。








｢ゼロさんも大変ですねー。
こんな仕事まであるなんて｣









この人も映画の中にあるような色仕掛けとかするのかな。









君、俺と一緒にお茶しない?みたいな。









｢なんだ、その古い誘い文句｣









……古いかなー、これ。









その時……









｢お待たせ致しました。
こちらが、今キャンペーンのペアセットになります｣









お姉さんが戻って来ました。









ま、眩し……










そこには光り輝く何があった。








そして、大量の0の羅列。









数えたくもない。









ほんとに払えるの?これ。









｢じゃあ、これをお願いします｣









払うんだね。









｢じゃあ、このカードで一括で｣









……なんて?









この人お金持ちだったんだ。









ていうか知ってるよ。そのカード。









名前は確か……









ゴールドカード。









その年で、どんな仕事したらそれ持てるの?









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ゴールドカードとは。

年会費がかかるカードのこと。
ものによってその値段は様々。







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賞金首→←カップル

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