お店【工藤新一】 ページ11
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そして、あの日からまたしばらくたったある日。
「それで!ここの場面でホームズは言ったセリフが……」
「フムフム」
俺は父さんと母さんを連れてあの日のお姉さんのお店に来ていた。
どうやらあのお姉さんの名前は阿井Aさんって言うらしい。
阿井かー。
愛、哀、I、アイリーンアドラー!←
「…〜♪︎」
しっかし、さっきから母さんが機嫌がいいと言うか浮かれているというか……。
心做しか父さんもそんなふうに見える。
「もーっ新ちゃんが来たいお店があるって言うから、どこかと思えば…「すかぁれっと」の事だったのねー!
運命を感じちゃうわー!
だって初めて優作とデートした場所がここなんですもの!」
「有希子……」
…ここって、母さん達の思い出の場所だった事かよ。
Aさんも驚いた様子で、瞳を輝かせている。
「いいですねー、ドキドキですよー」
なんて言いながら。
……あれ?
ここで俺に1つの疑問が湧いてきた。
「なぁ、ここAさんの親とかは働いてねーの?」
そう、これ。
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「え……?」
「だって、母さんと父さんが初めてのデートで来たってことは結構前だろ?
だから、その時にAさんが1人で経営していたとは考えにくい。
そもそもAさんは高校生だし…。
つまり、Aさんの両親が経営していたと考えるのが妥当だ」
大方あってるだろう。
忙しいから娘にも手伝ってもらってるって感じかなー、なんて思ってた。
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でも、Aさんは少し困ったように眉をさげただけで。
「……あー、これは色々とあって」
それだけしか返ってこなかった。
いつもの明るい笑顔ではなく、少し暗い笑い方だった。
「……新一、レデイの秘密を探るのはあまり良い事じゃないぞ?」
少し気まづくなった中、父さんが場を和ませようとしたのか、そう言った。
すると、彼女はつられて笑っていた。
母さんも、一呼吸遅れて笑った。
「……探るって、別にそんなつもりじゃいけど」
やべぇ……失言だった。
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朱音しゃーか - いいですね〜、面白いです! (2019年3月16日 22時) (レス) id: 5fadb9d0cb (このIDを非表示/違反報告)
クグロフ(プロフ) - わー!コメントありがとうございます!最近スランプだったんですけど今ピーンって来ました!やる気がムクムクです!これからも頑張りますね^^* (2018年5月31日 1時) (レス) id: 4f02d54f19 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ(プロフ) - 年の差ほんと大好きなのでこの作品見つけた時はほんと叫びました(笑)とってもキュンキュンします!1度しか評価されませんけど10点連打しますね(*´ー`*)これからも応援してます! (2018年5月30日 21時) (レス) id: d3db016fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クグロフ | 作成日時:2018年5月11日 0時