あいは存在する。2【降谷零】 (ページ23)

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自ら関わった覚えはないページ23

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｢ねぇねぇ、阿井さんって最近1人だよねぇ｣

｢しっ、架純、聞こえるよ?｣

｢まーでも、マヤちゃん達に喧嘩ふっかけたんだから仕方ないっしょー｣

｢でも咲ちゃん、それはマヤちゃん達がつっかかったんじゃないの?｣

｢そーれーでーも！
あなた達の親の方がどうかしてるって発言はまずいって｣

｢お前こそうるせぇぞー。玲香。
でも確かになぁ、相手が悪かったんだよなー、あいつも｣

｢あ、樹。
あんた、どこから出てきたのよ｣

｢いちゃ悪いかよ｣

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自分でも自覚しているが、あの日から周りの目が変わったのは確かだ。
あの日というのは、ちょっとした言い合いをした日のこと。
その……両親の命日だった日。

そして、ついてなかったのは、相手がこのクラスの主格だったこと。

クラスの主格。
東堂マヤ。
何故か知らないが、彼女には絶大な人気が1部の人気がある。
まぁ、大方彼女の持つ金と権力目当てだろうが。
その一部の人間の中には少し、いやかなりガラの悪い連中も含まれているわけで。
皆逆らえないってわけだ。
まぁ、よく漫画にありそうなキャラ。

そして、事実上1番彼女に近い人物が、
藤崎ミナ。
彼女は……よくある人によって態度が変わるタイプの人間。
まぁ、私の苦手なタイプにあたる←

この2人を筆頭にうちのクラスカーストは決まってる。

だから、クラスカースト低めな私(空気ではないがグループわけで余ってしまう位)にそんな敵意を向けてくるのかも知らないし、別に目立っている覚えもない。

話したことだって多分なかった。

今だってあちらから接近がなければ関わりはしない。

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｢あぁー、阿井さん！
最近どうしたのぉ?
元気ないみたいだけどぉ｣

あっちからの接近がなければ……

架純(かすみ)
クラスの女子生徒。
ふんわり系女子(ぶりっ子ではないよ)

玲香(れいか)
クラスの女子生徒。
気が強い系女子(樹と幼馴染)

咲(さき)
クラスの女子生徒。
気だるい系女子(なんとかだってーみたいな?)

樹(いつき)
クラスの男子生徒。
玲香のことが好き(咲ちゃんは察してるらしい)

全然本編に必要ないんですけど、一応。

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