70敵 ページ32
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メイド長の顔はひきつっていた
とても頑丈にしている壁の筈が
古いからか壊れ、突破されてしまったのだ
だが、無理矢理止める力があるわけではない
突破されていったのを見届けたメイド長は
すぐさま仲間の家来達に伝えた
＿＿＿＿＿＿侵入者が壁を壊し、Aに近づいている。
それを聞いた家来達は、少しの間があったあと
刀やら鉄砲やらを持って向かった
少し家来達の動きの鈍さは鼻につくが
これで大丈夫だとメイド長は息をついた
なんせ200の家来を向かわせたのだ
倒せなくとも、せめてAは取り返せるだろう
メイド長の口元が歪んだ
********************************
家来達の足取りは重かった
またこんなことやらなくてはならないのか
ブツブツと物言っていると、あっという間に現場についてしまった
家来達は顔を見合わせ、武器を握りしめた
リーダーの家来が合図をかければ、部隊は動く
だがこの時ばかりは、声が出せずにいた
リーダーが俯く
｢やっぱり･･･････俺達は間違ってる｣
全員がリーダーに視線を送り、息を殺して見つめた
リーダーはこう続けた
＿＿＿＿＿俺達は城を護る家来であって、メイド長の道具ではない
確かに、城での下の者として、上の者に従わなければならない
だが、俺達は護る家来。正義というのを忘れてはならない
いつまでも潔く、正しくしていなければ
今回の俺達がしようとしていることは間違っている
侵入者も、ましてや王女も悪い奴ではないのだ
俺達の敵はメイド長だ
俺達を使い物にし、自分の世界を築こうとした
あの魔物を！＿＿＿＿＿＿
来た道を指差したリーダーに
感化された部隊達が一斉に走り出した
この世界は間違っている
この国は間違っている
そう気付き、直そうとしていたのは
家来達だけではなかった＿＿＿＿＿＿
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あゆ隊長。(プロフ) - 山乙女 桜さん» 多分おそらくきっと(保証なし (2018年9月5日 19時) (
レス) id: d013743546 (このIDを非表示/違反報告)
山乙女 桜(プロフ) - あゆ隊長。さん» 多分とおそらく多くね！？ (2018年9月5日 19時) (レス) id: c43285d175 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ隊長。(プロフ) - 山乙女 桜さん» ということでおねしゃすです↓↓↓↓↓↓↓( ´_ゝ`) (2018年9月5日 18時) (レス) id: d013743546 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ隊長。(プロフ) - メイド長達が諦めない訳はこのあと出てきます(多分)兄が処罰しないのは優しさと他の理由はこのあと出てきます(多分おそらく)書くつもりなんだけどゴチャになってしまったから、最後の方でしっかりまとめる(多分おそらくきっと) (2018年9月5日 18時) (レス) id: d013743546 (このIDを非表示/違反報告)
山乙女 桜(プロフ) - あゆ隊長。さん» メイド長たちが何で虐待を諦めなくて、兄であるはずの王がそれを処罰するでもなく揉み消したのか。 (2018年9月5日 18時) (レス) id: c43285d175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆ隊長。 | 作成日時：2018年6月26日 18時
