ガチ勢 ページ1
安元side
『ねぇねぇ洋貴さん。皇帝、酷すぎないです?』
安「はい?」
『だーかーら。皇帝、どれだけ裏切るの?悲しくなってきた。』
あゆかが見せた画面は、俺の出ている例の姫のプレイ画面。
ストーリーが気に食わないようだ。
安「そんな事言われてもな……いっそ、やめちまえば??」
『それはやだ、洋貴さんをゲットしない限りはやめない。』
いくら積んだら出てきてくれるのー。
なんて嘆きながらソファーに身を沈める。
安「本物が目の前にいるだろ?」
『それとこれとは話が別だから。』
安「一緒だろ。」
『……高尾と私は違うでしょ?あと……洋貴さんがかなり貢いで出したあのキャラ。CVは私だけど、私がいるからいらないとはならないでしょ?』
安「ならないな、絶対ならない。断言出来る」
『そういうことなの。』
安「そういうもんなのか。」
あゆかは最近スマホを手放さない。
かなり課金もしている。
別に文句はないし、どちらかと言うと嬉しい。
けど、
『あ、楊貴妃来た!わぁ…美人。』
安「良かったな。」←皇帝ボイス
『あ、皇帝だ。ふふっ、なーに?』
安「別に。」
『キャラに嫉妬?』
安「違う。」
嫉妬ではないはず。
『ふふっ、ねぇ。こっち向いて。』
安「なんだよ、皇帝はもういいのか?」
『怒ってる?』
安「怒ってない。」
『……洋貴さんが、1番です。』
安「うん。」
あゆかを抱きしめる。
断じて嫉妬なんかじゃない。
多分。
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はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい (2018年6月11日 15時) (レス) id: 1db16994de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうちん | 作成日時:2018年6月11日 15時