娘さんをください《Ryosuke.Y》

17 ページ17

宏太「タレ！！」


光「いや！塩！」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


仕事終わり学校帰りのAを拾ってそのまま4人で焼肉屋へ

Aは制服に匂いが付く！嫌だって子供みたいにぐずったから
ちょっと寄り道して俺好みの服を購入




別人のように上機嫌になったAは、車の中で着替え出した。







ええ？俺運転してっべ？
助手席でなんかゴソゴソしてるなって見たら最中だし。





薮ちゃんと光くんは当たり前のように見てるし。
薮家ってこれ普通なの？









俺、高校生のとき姉ちゃんの着替えなんか見た事ないわ
これが普通だよな？思春期だし。








まぁまぁ、少し驚きながらも店に着き俺の奢りだからってバンバン頼み出す薮家。



Aなんてかわいいもんだよ！！


「ねぇ、涼介？冷麺食べたいけど食べきれないから半分こしない？」




って首傾げて言ってくるんだから！

んん〜！今すぐ抱きしめたいね！笑








堂々とできるんだからちょっとくらいしちゃっても？って思ってご両親の方を見ると
ケンカしちゃってるよ




宏太「タレ！！」


光「いや！塩！」


カルビに何つけるかで言い争ってるよ。






それにしてもしょーもな。
何でもいいじゃん！！
１つの肉を2人で食べるんじゃないから。







ハサミを持って立ち上がるA
おいおいおい！
光くんの髪切るんじゃねーぞ！親がピンクだったら嫌だけど






ばかな俺の予想は外れ、それぞれの前にある肉を半分に切っていた。






「はい！半分タレ、半分塩。

はい！仲良し！」






光「うぉー！A賢けー！」


宏太「さすが、自慢の娘♡」






いやいやいや、褒められてまんざらでもなさようなA


俺でも分かるからね？
だいたいそれぞれ好きな方食べなよ！








とか思ってるけど

こんなしょうもない事で賑やかになれるそんな家庭をAと作りたい………なんて思っちゃったり。









薮家の息子でよかったなと！(予定)

作者より→←16 （Ryosuke

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す