- プ レ イ ボ ー ル ！ -

阪 神 タ イ ガ ー ス 【5】 ページ42

［ 逆ハーレム ］




梅野が出ていってすぐ現れたのは
居残り特守と居残り特打を命ぜられた若虎たち



北「疲れた〜」
植「いつもより厳しすぎません?」
糸「てかなんで中谷だけ呼び出し?」

高「もうバット握りたくない…」
大「マメが…」


『皆さん、お疲れ様です』


北「あ！あゆかさん」
糸「お疲れ様！」
植「マッサージしてもらっていいですか！」


『いいですよ』


高「俺、マッサージ明日お願いします」
大「じゃあ俺も」


『了解です』



植田以外の若虎はさまざまな器具のあるほうに散らばって特守と特打でいじめ抜いた身体を再び鍛えはじめた



『足の筋肉すごいですね』

植「ほんまですか?」

『はい、陸上選手みたいです』
『さすが瞬足バッター』

植「足の速さしか取り柄ないんで…」

『そんなことないです！』
『守備練見てましたけど動きが軽やかですごかったですよ?』

植「…それは、あゆかさんがいたからです」

『え?』



器具の音が混じりあって2人の会話は2人にしか聞こえない



植「あゆかさんは一目惚れって信じますか?」

『一目惚れ、?』

植「俺は信じます」

『…どうして?』

植「今日、あゆかさんに一目惚れしたから」

植「この1週間で絶対惚れさせるんで覚悟しといてください」




瞬足バッターは逃げ足も速いのか言い逃げるようにウエイト室を出ていった

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