頼れるSEVENTEENの運転手は女だと気づかれません【SEVENTEEN】

呆然 ページ42

コンサートが始まり、ステージ下の仕事は始まる前よりは少し落ち着いた。


　

設置されているモニターで彼らのライブを見る。


　


「…やっぱりすごい人たちだな…。」


　

いつもの彼らもとても眩しいが、ステージの上ではより輝いている。



　

ボーカルチームのステージが終わり、メンバー達がステージから降りてきて、水を飲んだり、マッサージを受けたりしている。


　

「ウジ、お疲れ。」




そう一言だけ言って水を渡す。



　

「ああ、ありがとう。
お前も水飲めよ。
気づいてたら倒れてそうだから。」


　

そう言ってクシャッとウジは笑った。



　

「了解、ウジ先輩。」




冗談を交えてAも返す。



　

ウジはこの時Aの未来でも見えていたのだろうか、


ライブが無事成功し、メンバーたちと談笑しながら片付けをしていた時、



　
ガタンッ！！



Aがふらついて、机に手をついたのをエスクプスは見逃さなかった。


　

「A、水飲んで少し休め。」


　

「え、でも仕事が。」


　
「いいから、年上命令。」


　
ペットボトルを持ってAの近くに寄って渡し、水を飲むのを仁王立ちで監視している。


　

「マネヒョン、Aちょっと休憩取らせてやってください、倒れちゃいます。」


　

「わかったー。」


　

無理やり椅子に座らせ、栄養ゼリーとバナナをAの目の前にドンッ、と置いた。


　

エスクプスの後ろからジョンハンがちょこっ、と顔を出して、


「僕が食べさせてあげよっか？」



とふざけていいだすので、Aは急いで出されたものを食べた。





「そんなに嫌がらなくてもいいのにー。」

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