頼れるSEVENTEENの運転手は女だと気づかれません【SEVENTEEN】

ライブの日の朝はいつも忙しい。 ページ39

プルルルルル、プルルルルル


『…ん…。』



『スニョナ！！あと30分で出発なのにまだ寝てるってディノに泣きつかれたんだけど！！』


　

先ほど、ディノからSOSがあり、Aはホシに電話した。


　

すると、SEVENTEENのカトクのグループに新着メッセージが届いた。

　


開いて見てみると、



　

『ここのホテルの朝ごはん美味しいよ。』


　

というメッセージとともにまだ部屋着姿のジョシュアが豪華な朝ごはんを食べている写真が送られていた。


　

「あああ！！！シュアヒョンまでゆっくり自分の時間を過ごしておられる！！！」


　

『ん、なんか言った…？』


　

電話の向こうのホシが反応する。

　


『とにかくホシは起きて！！！
んで早く出てきて！』


　

そう言って一方的に電話を切ると、AはSEVENTEENのグループにこう送った。


　


『あと30分で出発ですが、ゆっくりと朝を楽しんでおられる方がいらっしゃるようですね。

もし時間通りに間に合わなければ
この暑い車の中、暖房つけますよ？』


　


すると、すぐに既読は13ついた。


　

エスクプス、ミンハオ、ウォヌなどの比較的準備が完了していそうなメンバーはビックリスタンプを送ってきたが、

おそらく返していない人は今頃大慌てで準備しているのだろう。


　

そして20分後、

続々とメンバーが駐車場に降りて来始めた。


　


5分前に最後に来たのは目が半分しか開いていない頭が爆発しているホシだ。


　

「みなさん来るの早かったですね、
いつもギリギリなのに〜、ははは。」


　

そう言ってクーラーをつけたAを見てメンバー達は恐れ慄くのだった。

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