争奪戦 ページ38
ある日のこと、
いつも通りにメンバー達を仕事場に連れて行っていた時、
放送局に到着してから彼らの仕事が終わるまでかなり時間があったので、
車で居眠りをした後、街に出てメンバー分の飲み物でも買おうと思ったAは少し先のコーヒーショップまで向かった。
そして自分の分も含め、14個買ったのはいいが、
「こぼしそう…。」
何より数が多いのである。
両手に袋を抱えて慎重にお店を出ると、
「片方持ちますよ。」
そう声をかけてきてくれた人がいた。
ありがとうございます、といって顔をあげると、
「レンさん!」
その人物はNU'ESTのレンだった。
「たまたま僕らも近くの放送局で収録があっててぶらぶらしてたんだ。
そしたら慎重に歩いてるAが目に入って!」
そう言いながら片方の袋をもってくれた。
それだけでなく、もう片方もAの腕から取ろうとするので、
「一個で大丈夫です!!」
「何言ってるのー、女の子に重いもの持たせられないでしょ?」
結局両方持ってもらい、車まで送ってもらった。
2人が着いたと同時にマネヒョンがやってきて、
そろそろ彼らが出てくるから車を出す準備をしておいてくれ、とAに伝えた。
「本当にありがとうございます、助かりました。
また今度お礼しますね!」
「そんな、いいのにー、
じゃあ気をつけてね。」
「はい、レンさんも!」
そんなやり取りをしてレンは元来た方向に歩いて行った。
そんなこんなで、メンバー達が車に乗り込んだ後、
Aは飲み物を配った。
今日助手席に座っていたのはディノでAが自分のためにと思って買ったコーヒーをじぃっ、と見ている。
「ディノ、あっちにも色んな種類のあるから、
あっちから選ぼう?な?」
そう言うが、ディノはAの目とコーヒーとを交互に見つめる。
「うっ…、
わかったよ、これあげる。」
折れたAがコーヒーを渡すと、
「ありがとうございます!ヒョン!!」
と言ってディノは嬉しそうに受け取った。
なんだかんだ年下には弱いAだった。
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アサト(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます!更新が遅くなってしまって本当に申し訳ないです!これからも楽しみに待っていただけると嬉しいです!! (2020年8月2日 15時) (レス) id: 7eb0c29f0f (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - まってました!!!!!!!これからも楽しみにしてます!!!設定きちんと練られていらして筋の通ったお話なの素敵です (2020年8月2日 1時) (レス) id: b6570be25e (このIDを非表示/違反報告)
アサト(プロフ) - ユカさん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけてとても嬉しいです!!更新頑張れます! (2020年6月28日 21時) (レス) id: 7eb0c29f0f (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - アサトさん» 評価は何で1回しか出来ないんだろう?と思ってる今日この頃です。口下手ですみません。更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年6月28日 19時) (レス) id: 8f88a1ddf9 (このIDを非表示/違反報告)
アサト(プロフ) - Annabethさん» コメントありがとうございます!全員に見せ場?があるように作品をつくりますね!これからも読んでくださると嬉しいです! (2020年3月31日 18時) (レス) id: 7eb0c29f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アサト | 作成日時:2020年3月10日 19時