リモートコントローラー 2。 (ページ5)

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結局今日は映画は見に行かなかった

ギョンスには用事が入ったと連絡した

A「これで良かったのかな…」

ガチャ

ベク「…そろそろ飯作って」

A「あぁ…」

本当に1番分からないのは

ベクが何考えてるかなんだよな

冷たく突き放したり

優しく抱き締めたり

一体何がしたいんだか…

ご飯を食べ終わってからベランダで涼んでいると

チャニョル「マイハニー！！どうしたのん？」

A「…チャニョラ…」

チャニョル「あっ、その顔は…恋の悩みだね笑？」

A「…別に恋ってほどじゃないんだけど……。嫌いから好きになることってあるのかな…？もちろん友達の話なんだけどね…！」

チャニョル「全然あるよ！そんな存在の人がいるの…？」

A「…好きってわけじゃないんだけど……前は大嫌いだったのに今は一緒にいたら落ち着くし……むしろ気が合うな。一緒にいたら楽しいななんて考えてる自分がいてさ…苦笑」

向こうがどう思ってるかは知らないけど

意外と気が合うなとは薄々思ってた…

チャニョル「…顔が乙女になってる笑。まさしくそれは恋だね笑」

恋…？そんなわけない…笑

今でもケンカするし

ベクの発言に腹が立つこともある

でも

ただ不器用なだけで

優しいところがあるのも知った

チャニョル「早くその人に告白しなきゃ！^^」

A「…だからそんなんじゃないってば…！」

ガチャ

ベク「おい。ちょっと来て」

A「…何？」

ベク「これ1回だけやろーぜ」

ゲームのリモコンを渡された

そして

2人共、夢中でゲームを見つめる

A「ちょっ…今のズルいでしょ…！ねぇ！おかしいよ…！！」

ベク「ハハハッ笑。ヘタクソだなお前笑」

久々に私に向けられた笑顔

ダメだと分かってても

心は反応して…

今が凄く幸せだと教えてくる

そして…

もう1つ教えられた

アタシはベクが好きだ