君の隣に (ページ46)

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46 ジェヒョンside ページ46

なんとなくAに話しかけられずにいた。すると、肩に重みを感じる。

ジェヒョン『…寝てる？』

どうやらAは疲れて寝てしまったみたいだ。大丈夫、なんて言っていたのに。笑

寝てるのをいい事に、彼女の顔を見つめてみる。

顔小さ！睫毛長いな…。普段はこんなにまじまじと顔を見る事が出来ないからついジッと見てしまった。

目に留まったのはぷっくりとしていて可愛らしい彼女の唇。

って俺は何をしてるんだ！我に返って急に恥ずかしくなる。

A『…ん、んん…』

起こしちゃった？

ジェヒョン『A？』

A『んー…』

呼びかけてみるも反応がない。体勢を整える為に動いたらしい。その時俺の肩に擦り寄ってくるような感じになって…

ジェヒョン『やばいな…。』

好きな子が自分の肩に寄り添って寝ている。にやける口を手で押さえるけれど、隠せていない耳は多分真っ赤になっているだろう。

ジェヒョン『また2人でデートしようね。』

そう言って俺よりも小さい彼女の手を握る。

彼女は寝ていて反応がないけれど、俺は今すごく幸せだ。

着く頃に起こしてあげよう。