君の隣に (ページ27)

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27 ジェヒョンside ページ27

食堂に着いて食券を買おうとすると、Aが塩ラーメンのボタンを押していた。

本当に好きなんだな…。笑

今日は味噌ラーメンを頼むことにした。もちろんそれだけじゃ足りないから唐揚げも頼んだけど！

席に着きテーブルを見渡すと、どうやらAは反対側に座るらしい。

隣の男子と何かを話している。何を話してるんだ…。

まさと「そんな眉間にシワ寄せて怖い顔して…そんなにAちゃんの事が気になる？笑」

ジェヒョン「え？…あ、いや…。」

無意識のうちに眉間にシワが寄っていたらしい。

好きって気づいたら前よりもっと目で追ってしまう。

「じん！食べ終わったなら戻らない？さっき配られたプリントの記入の仕方、眠くて聞いてなかったから教えてよ～～」

朝のスラッとした女子が言った。

…あいつじんっていうのか。…ん？Aと仲がいい子は困った顔をしている。どうしたんだろ？

そうしているうちに、朝のスラッとした女子がその子の腕を引いて教室へ戻って行った。

Aまだ食べ終わってないのに…。

Aの方に目をやると、難しい表情をしながらラーメンを食べていた。

…何があったんだ？