【ころん】隣の夫婦がうるさい【すとぷり】

急なギャップ ページ6

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『あ、赤猫さんの家ってどちらに…』


「莉犬で良いですよ。僕の本名です。」




最近の若い人達はライブで仲良くなっただけで本名を言うのね。おばさん若い子の話ついていけなくてびっくりしちゃう。

流れで「Aと言います…」と言うと莉犬さんはニコニコ〜と笑って「可愛らしい名前ですね」と言った。これが本当のイケメンなんだな。



「言っても俺の家結構距離あるんで分からないかもです。Aさんの家は？」


『あっち行きの電車で二駅分です』


「じゃあここでお別れですね。」



L○NE交換しませんか？と言われたのでオフコースしといた。
赤池莉犬と表示されている。上も下も可愛いオーラ出てるなぁすごい。いやまぁ実際可愛いんだけども。


「それじゃ。このままだと風邪引くので暖まって寝てくださいね。」


『あっ、ありがとうございます。莉犬さんも気を付けてください！』


両者手をブンブン振って、お決まりの推しポーズを決めてお別れした。


*


突然だが、私は生涯風邪というものを引いたことがない。

バカは風邪を引かないというがあれあながち間違ってない。インフルエンザでクラス中が休んでる中残っていたのは、結構高い確率でバカだった。



まぁ私のは例外で、特別に免疫力が素晴らしく高い。ということにしておく。決してバカとかこういう次元ではない。私は自分で免疫力を育てたいわば天才だ。


「そう言えばお前バカだったな」


だからこんな風に風邪を引いてましてやころんに看病されるなど一切想像すらしてこなかった。


やられた。まんまとやられた。
雨に濡れたからかえってすぐ風呂に入った。こっから完全に油断した。
夜までグッズ開封作業を行い、結局寝たのは午前3時。そりゃ風邪引くわ。



『不覚……いくら寝なかったからといって私が風邪引くなんて………それにころんに看病してもらうなんて……』


「なんで僕そんなディスられてんの？」


申し訳ないのは分かってるんだけどころんに看病されるとメンタルえぐれるんだよこちとら毎日えらそうなこと言ってんだから


『悪いもんは悪いっていうかなんというか…』


「バカ。」


『いだっ』


ころんは立ち上がり際でこにチョップくらわして困り顔で笑った。



「病人は大人しくしてろ。僕はAに早く良くなってほしいだけだから。気にすんな。」


…



『病人に対する痛みじゃない…』


色々と心臓に悪いのでやめていただきたい。


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前回に引き続き今回も深夜テンションで書き上げたので変な文ばかりになってしまったかもしれません。

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家出→←赤猫さんです｡さん

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