【ころん】隣のケンカップルがうるさい【すとぷり】

正体 ページ25

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普段なら男だろ、行けよ。と言っているところだがビビってる私はなんも言えんかった。

ころんが意を決して足音のする方へ進もうとしたので「待って」と引き留める。


『一人にしないで』


ころんはしこたまビックリした様子だったが半笑いで「うん、しないよ。」と言ってみせる。


「だから涙拭け。僕が泣かしてるみたいでなんかやだ。」

スーツの袖でごしごししてくれるのはありがたいんだけど、痛い。


「痛い。」「ははっ」とか言ってると足音が廊下から聞こえた。


ごくり、と唾を飲み込んで足音の方を見てみると。


『…………猫。』

「うん、猫だね。」


首輪をつけた、紛れもない隣の田中さん家の猫だった。


『待って、じゃあお風呂のお湯が勝手に沸いたりドアと窓が開いてたり水道水めっちゃ出してたのも…』


「こいつ？」


・・・。


冷めたわ。


*

あれから田中さん家にご丁寧に返却しました。どうやら窓から入ってきたみたいで。


『お騒がせ猫過ぎて…』

「松下めっちゃビビってたじゃん」

『バカ、あれは誰でもビビる』


大笑いしているころんにおもいきりチョップ。「い"っだ！」とか聞こえたが知らん。


『…ころん。』

「んー？」

『ありがと。』

「え、何急に。こわ。」

『…』

「冗談だって」


腹立ったので腹にチョップしとった。

ー

リクエスト企画二人目
今回はいちごみるく。様からのリクエスト、夢主ちゃんの甘え期でした〜。


いや全然甘えてないやんけ…
ごめんなさい、夢主ちゃん甘え期書くぞと思ったらもはや夢主ちゃんじゃなくなりスランプに陥ってこんな結果に。
ほんっと申し訳ないです………うへぺろ。

昨日は屍人荘の殺人観に行ってて書けませんでした。めちゃめちゃ面白かったです…神木君可愛い……

※リクエストについて※
すみませんがもう募集しておりません！これで終わりです！
もとはといえば私が消してしまったのが悪いんです;;本当にすみません;;
またやるかもしれないのでその時にお願いします。

女たらし君→←安堵

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