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あのあと王子と別れて、教室に目当てだった忘れ物をとりにかえった。

そして今は下校中。




…思ったけど、黄色い方の王子とキッスしてた女の子、うちの制服着てなかった。

多分、他校の子だと思う。



うちの学校は他校生徒一切特別用以外出入り禁止だから、バレたらそうとうなものだと。


黄色の王子が私にあそこまでして隠したかったのは、その子を庇うためっていうのもあったんじゃないかな、って。


『…。』


首もとを触る。
不自然な位置の絆創膏。これじゃ、キスマーク隠してますって自分から言ってるようなもんじゃん…!!




あの人たちに関わってしまったから、目立つことを回避出来ないと思う。


私はただ、平凡でかつ素敵な高校ライフを送りたかっただけなのにさー…





「うおっ…!!」



そんなことを考えながら歩いていると、誰かにぶつかったようで。


「ご、ごめんな!?怪我ないか…って…

なんだ、Aじゃん。心配して損したわ。」



『あー心が!!いったいなぁ!!
病院行きですね、慰謝料五万請求します』



「っざけんな」



ぶつかったのはさとみ君。私の幼馴染み。以上!



あの二人ほど人気は無いけど、私からするとかなりのイケメンだと思う。

私基準でね?でも見ての通り性格ウンコクウヨッだからモテないよこいつ。



「…?あれ、A何それ。首のやつ。」



でもね、こういう細かいとこちゃんと見えてるし心配もしてくれるから、否めないんだよね。

でも今回ばかりは余裕で否む(謎言語)



『まぁ、ちょっと色々あって。』


頼むからもうこれ以上聞き返さないで下さいな



「…あ、そう。

つか、こんな暗いのにまだ帰ってなかったのかよ。
危ないから帰るぞ」



良かった、何も聞き返さないでくれた。優しいなこいつ??



さとみ君は私の腕をひっぱって帰ろうとする。ちょ、折角優しいなとか思ってんだからそんな乱暴に引っ張るんじゃないよ!!



『っ、ちょ、待ってさとみ君、痛いっ』



流石にいたくなったので言う。



「え?…あ、ごめん」



そう言うとさとみ君は私の腕をパッと離す。
こいつなんやねん…



『え、どーしたの?今日。マジで。』



「別に、なんもないよ」



なんか逆に怖いんですけど!?
今日ずっと恐怖で心臓ドキドキバックンしてるんだわ!!

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- ギャグ混じりやん。。。www好きぃwwww (2022年9月17日 18時) (レス) @page46 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - 凄いおもしろかったです!個人的になんかさとみくんがおもしろくて好き…www (2020年10月17日 23時) (レス) id: 59e14c9c3d (このIDを非表示/違反報告)
きゅーり - おもしろかった (2020年9月12日 10時) (レス) id: a394905174 (このIDを非表示/違反報告)
くまくまちゃん(プロフ) - んー、この小説好きやわ。小説というか作者さん好きだわ! (2020年4月9日 10時) (レス) id: 5e524d6ee1 (このIDを非表示/違反報告)
くまくまちゃん(プロフ) - 壁ドゴンw (2020年4月9日 10時) (レス) id: 5e524d6ee1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あゆ。 | 作者ホームページ:NO  
作成日時:2019年10月27日 1時

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