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  女医、カルテを作る ページ13

「手前ェは先刻から何してるんだ?」

「私? 患者の"カルテ"を作ってるんだよ」

 患者……?





『木下龍太郎、31歳男。以前は某企業でサラリーマンとして働いていたが、異能が原因で人間関係がうまくいかず、一年足らずで辞める。その後、似たような経験を持つ者たちと出会い、小組織を作る。盗みや罪のなすりつけなどで企業を潰してきた、反社会的組織。相手の心を読む異能力を持ち、作戦を立てる参謀としても有能。また──』



 なんつー、情報だ……。何処で手に入れたんだ……。


「私の異能はね、人の意識を回復させたり、あと無くすことも出来るの。まぁ、他人の意識を操れるみたいな?



 だけど万能ってわけでもなくてね、"患者"じゃないと駄目なの。だからこうやって貴方たちのカルテを作って、私の患者ってことにしてるの」


 『発動条件が曖昧なのよねー』


 まだ謎が多い異能力ってことか?(作者が適当に作った所為(せい)である)


「それで、俺たちが逃げようとしたら意識を強制的に無くすってか」


「そゆことー」

 にやっと笑った。色気のない、厭な女だ。



「A女医、怪我人が出たので此処は俺に任せてください」

「あ、了解! 頼むよ」

 医者が立ち去るのを見届け、先刻来た見張りの男が俺の前にかがんだ。



「遅いぞ」

「ごめんごめん、手間取っちゃって。今開けるから」


 カチッ──カチカチカチッ...


 五つの錠前が同時に開いた。

 独房から俺の他に四人、そっと出てきた。
 俺も独房から脱して体を軽く動かした。身体中からコキコキと音が鳴った。




「さて、如何したものかな」



◆◆◆


あれ、4話で終わらせる筈だったのに、侵入者シリーズ長くなるねこれ。

さて、如何したものかな

● 一寸休憩(作者のお話)→←  女医、余裕綽々


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
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設定タグ:文スト , 医者 , 女医   
作品ジャンル:ギャグ
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錬月 - 雨宮櫂さん» うん同志だ! 人(★0★ ) (2017年8月8日 21時) (レス) id: 3b29134ce1 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮櫂(プロフ) - 錬月(黒虎)さん» 同志ッ!!( ☆∀☆)人 ガシッ← (2017年8月8日 20時) (レス) id: 313c5bc4a1 (このIDを非表示/違反報告)
錬月(黒虎) - あァ!わかるぞ (2017年8月8日 16時) (レス) id: 3b29134ce1 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮櫂(プロフ) - 黒虎さん» わかります?(ノ´∀`*) (2017年8月8日 6時) (レス) id: 6677d662f0 (このIDを非表示/違反報告)
黒虎 - あの3組の組み合わせは良いですよねd('o') (2017年8月8日 1時) (レス) id: b5857342e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨宮櫂 | 作成日時:2017年7月25日 13時

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