【ハイキュー＆黒バス】正直なのが悪いんです−４−

九十七言目 ページ7

＿嘘だ。







「そんなの知らない…」





お母さんがお金のためだけにお父さんと付き合ってたなんて。


お金に執着する人だとは思ってたけど。



全部、愛してたからだって思ってた。

本当にお金さえあればよかったんだ。



別に私がいなくたって…





父「私も初めの頃は愛していた。
だが、私の愛を踏みにじったのはあいつだ」


「なら、私は2人から踏みにじられたって事だね」


父「何を言うんだ。私はお前を愛している」


「じゃあどうしてあの時私を置いていったの。
知ってたなら、愛してるなら！置いていかなくなってよかったじゃん！」




それならこんな辛い思いしなくてよかったかもしれない。




「携帯だけ渡して、自分は幸せ手に入れて。
その間私がどれだけ辛かったか。

なのに今更、意味わかんない」





分かっている。

戻れば幸せになれるかもしれない。




でも私にも今まで必死に耐えてきた意地がある。




たったこれだけで解決したなら、今までしてきたことの意味がなくなってしまう。




私はそれがとてつもなく怖いんだ。

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