【ハイキュー＆黒バス】正直なのが悪いんです−４−

九十五言目 ページ5

玲央side〜



あれから１週間。

Aちゃんはあの日の夢を見ることが多くなり、寝ることに怯えて寝不足になっている。


今日も。



「あっ…」



自分の足に絡まってコケる。

寝不足で力が出ないから自力では立てない。



実「もぉ、大丈夫？ほら、手回して」



本当なら寝てほしいと思う。

でもそんなことは出来ない。




１度だけ嫌だというAちゃんを無理矢理寝かせたことがある。


初めは落ち着いて寝てたんだけど、すぐに苦しみ出して、挙句飛び起きて過呼吸。

過呼吸が止まっても恐怖は消えなくて、人を拒むほどずっと怯えてた。



そんなところを見たらもう何も言えなくなる。



征ちゃんは毎日10分ずつ何回かに分けて寝かせてるみたい。(落ち着いて寝ていられる時間が10分)


それでもゆっくり寝れないのは苦痛よね。



もう日に日に暗くなってくAちゃんを見てられない。


それはみんなも同じ気持ちだった。



葉「なんとかできないもんかな？」


実「あの悪夢さえなんとかできたらいいんだけど」


葉「いっそ記憶戻れば…！」


実「あんたねぇ！」




その時、



？「失礼する」



また知らない訪問者が。

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