【ハイキュー＆黒バス】正直なのが悪いんです−４−

最終話 ページ25

お墓と向き合うって変だと思う。

しかもすごい真剣な顔で。


傍から見れば変な人だよねw



でも伝えなきゃ行けないから。





「そうずっと思ってた。

だけど、いろんな人と会っていろんなことがあって、いい事ばっかじゃなかったけど、


生きててよかったって、これからも生き続けたいって思わせてくれた人達に会えたから。



私はこれからも生きて行くよ。

最後の最後まで生きてやる。それでそっちに行ったら一番に会いにいく。


話したかったこともあるし、話したいこともたくさん用意しとくね。

だから今度はちゃんと話そう」




今私はどんな顔をしているだろうか。



目頭が熱い。でも清々しい。

顔の力が抜けてる気がする。


今までどれだけ顔がこわばってたんだろな。





「それだけ。じゃあ、そろそろ帰るよ」




お墓は来た頃とは打って変わって綺麗になって、線香の煙が天に向かって昇ってる。



帰ろうとお墓に背を向けた時、




「あ、お母さん」





言い忘れていたことを思い出した。





「大好きだよ」





これで私の物語は幕を閉じた。







「なーに、そんなに可愛い可愛い彼女が心配でした？」


赤「方向音痴で迷子になられたら困る」


「なんですとぉ！？今は便利なアプリがあるんですよ！？帰れるし！」


赤「じゃあ帰る」


「ごめんて！嬉しかったです！一緒に帰ろうよ！」





そしてまた、新たな物語が始まったのです。

終わり ログインすれば
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