【ハイキュー＆黒バス】正直なのが悪いんです−４−

百十二言目 ページ23

勝負は私の勝ち。


ほんとギリギリだった…

男って恐ろしいと改めて思った日になった…



久しぶりに動いたせいで疲れて帰りの新幹線はぐっすりだった。


もう悪夢なんて見ない。

代わりに見たのは、焦がれていた景色。


みんなと笑い合う景色。



学校に行けば、みんなが心配してくれた。

玲央姉においては抱きついて離してくれなくて、本当に死ぬかと思った…




「あ！忘れてた！」



ずっと心配してくれた大好きな人。



「さっちゃん！」


桃『Aちゃん？』




私は今までの事をさっちゃんにも話した。




「さっちゃんには本当に感謝してる。今も昔も」


桃『そんな！だって、本当に辛い時に何もしてあげられなくて…
もっと早く気づいて聞いてたらこんな事にはならなかったかもしれないのに、ゴメンね…」


「ううん、さっちゃんのせいじゃないよ。
さっちゃんがいなかったら、今こうやって向き合うことも笑うこともなかったと思う」


桃『う〜Aちゃ〜ん…』


「もー泣かないでよーw」




本当にこの人たちに出会えて良かったと思う。




この人たちがいたから、






向き合うことの大切さも、



失う辛さも、



仲間という頼もしさも、



日々の楽しさも、





知ることができたんだと思う。






本当にありがとう。


これからはみんなから貰ったこの思いを返せるように、私も思いを伝えていこうと思う。

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