【ハイキュー＆黒バス】正直なのが悪いんです−４−

百言目 ページ11

「ここに来て、みんなと会って、いろんなことを教えてもらった。

私はもう独りじゃない。みんながいる。
私は今充分な程幸せなの！

あんたの愛なんて要らない！私の幸せの邪魔しないで！」




そう言うと、スっと冷たい目で私を見つめた。


その目が指すは軽蔑。




父「そうか。お前は穢れてしまったんだな。
穢れたやつは要らない」




そう言ってさっさと帰ってしまった。



いなくなった瞬間力が抜けて地面に座り込んだ。

征ちゃんが大丈夫かと覗き込んでくる。





征ちゃん。





「ねぇ、征ちゃん」


赤「どうした」


「私ここにいたい。大好きなみんなとずっと一緒にいたい。
きっとまたたくさん迷惑かけるかもしれない。それでも頑張る。頑張るから！

だから…ここにいさせてください！」




そう頭を下げると、上から小さなため息が聞こえた。




赤「何を今更。お前はここの生徒で、俺たちの大切なマネージャーだろ？」



「…うん！」



思わず抱きついたら征ちゃんはぎゅっと抱き締め返してくれた。




触れてるところから伝わる征ちゃんの鼓動が、温もりが、私を優しく包み込んでくれるみたいだった。

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