【ハイキュー＆黒バス】正直なのが悪いんです−４−

九十二言目 ページ2

洛山の門に足を踏み入れた時、真っ黒のジャージを着た集団がこっちに向かってきていた。


どこかの部活が練習試合でもしてたのかと、その集団の横を通り過ぎた。



でも、



？「待って！」



その集団の中にいたマネージャーさんに止められた。


その人は私を見るなり、泣き出してしまった。

そして何度も何度もごめんねと繰り返す。




でもこれに似た場面を私は知っている気がする。


そして頭の中で似た映像が流れる。

でもモザイクで何もわからない。




ただ胸が酷く締めつけられる。





すると、その集団のリーダー的な人が私の前で頭を下げた。



？「すまなかった！あの時、ちゃんとお前の事を信じて、お前の事をちゃんと見てたら、きっとこんな事にはならなかった！

本当にすまなかった！」



その人がそう言い終わると、集団全員が私に頭を下げた。




そして気づく。

この人たちが欠けた私の記憶なんだと。



掻き乱されるみたいに頭の中がぐるぐると知らない何かが駆け巡る。


頭が痛い。



「は、離して…」




この人たちから離れたい。

この人たちから離れなきゃ。



このままじゃ壊れる。







そう私が訴えていた。

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