君がいたから俺がいた《Ren.N》 (ページ45)

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story 44 : 廉 side ページ45

廉 side

次の日ジャニーさんに呼ばれた。
なんとなく話は察してた。
“彼女とは別れなさい。いまは大切な時なんだ。”

廉『絶対に嫌です。俺は別れません。』

ジ『今は君にとっても、メンバーにとっても大切な時期なんだ、こんなことでファンを不安にさせてはいけない。』

廉『こんなことって…なんですか…俺にとっては1番大切で守りたい人です。命を賭けてでも。』

ジ『ではこれからどうする気だ？』

廉『もちろん仕事も続けます。そして彼女の事も離しません。』

ジ『どれだけ大変なことがあっても受け入れる覚悟はあるんだね？彼女の病気も。』

廉『はい。これだけは譲れません。』

ジ『なら、行ってきなさい。彼女の元に。記事のことはこちらも動こう。』

廉『！！ありがとうございます！！！』

優『廉！がんばれよ！！！』

廉『おぅ！！！！』

俺は力の限り走った。
早く会いたくて会いたくてたまらなかった。
辛い時、側にいてやりたかったから。
待っててくれよ、A。

ジ『Youのメンバーはなかなか熱い男だね。』

優『廉にとって、とても大切な人なんだと思います。だからこそ俺達も譲れません。全力で2人を支えます。』

ジ『頼もしいね。』

優『ご迷惑をかけるかもしれません。でもこんなことで俺達は壊れません。絶対に。信じていてください。』

病院に着くと…
そこには酸素マスクをして眠るAがいた。
1人にしてごめんな。もう大丈夫やから。