君がいたから俺がいた《Ren.N》 (ページ42)

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story 41 : 廉 side ページ42

廉 side

どうしたらいいんや…
こんなに早く。いつ、いつ撮られた…？
Aは絶対守る。

ドンドンドン

紫『廉！俺！開けて！！！』

廉『紫耀…』

紫『大丈夫か？！何も無かったか？』

廉『いまのところ無い。』

優『Aちゃんも大丈夫？！』

A『何があったんですか…？』

優『2人が付き合ってることが記者にバレた。』

廉『優太、ストレートに言いすぎっ…』

優『きちんと向き合わなきゃいけないことだろ。』

Aの顔を見ると青ざめてて…
俺はすぐにAを抱きしめた。

廉『大丈夫、絶対に守るから、俺がおるから。』

A『廉くん…』

優『ひとまずAちゃんを病院には俺が連れていく。』

紫『廉は明日必ずマネージャーに迎えに来てもらえ。』

A『ごめんなさい…ごめんなさい…私があんなこと言ったから…こんなことに…』

紫『大丈夫。大丈夫だから、Aちゃん。それ以上謝って自分を責めないで。身体に良くない。それにAちゃんの彼氏は誰？』

A『廉くん…です。』

紫『廉は絶対にAちゃんを守ってくれる。もっと信じたって。絶対に大丈夫。俺らもついてるし(笑)』

廉『紫耀…ひとまずAは病院に戻ろう。こんなことで体調崩したら、それこそ俺その記者殴ってまう(笑)』

優『怖そ～(笑)』

廉『大丈夫、絶対に離さへん。俺はそばにおるから』

A『っ…うん…っ』

でも事態はそんな簡単に済まされなかった。
まさか記者がAのとこまで押しかけてくるなんて思ってもなかった。