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マリオとその相棒の…あー……サーレーを無事に引き渡すことが出来た。
いや、無事ではないな。
私たちが島に着く前にジョルノの仲間のミスタが戦ってしまったようで腹に穴が空いていた。
「その程度ならば人間でも死なぬだろう」
「まじでホッチキスで止めんの！？」
「おおー…」
ホッチキスで止められて包帯でグルグルと巻かれたグイード。
それは衛生的に大丈夫なのか…？
「では、私達は先に船に戻っている。終わったら言うが良い」
「ええ、ありがとうございます」
ジョルノたちと一旦別れ、船へと戻った。
私は昨日買ったばかりの本の続きを。
ウンガロとドナテロはそれぞれの雑誌を、そしてリキエルはテレビを見ている。
ここからはギャングとしての話であり、部外者である私たちが関わる領域ではないからな。
待つしかできぬ。
「……あ、ジョルノから連絡だ」
「何てー？」
「『ボスの娘の護衛任務につくことになりました。今から船に戻ります』だってさ」
「へ〜なかなかの大役じゃん」
「んじゃ、戻るわ。親父、いいな？」
「うむ」
とりあえず中に入れと急かされ、船内へと入ってしっかりと扉を閉めた。
特に敵に襲われるわけでもなく、無事に上陸出来た。
先程ジョルノたちを待っている間に指示しておいた部下をさがす。
「…A様！」
「む？どうしたのだ？そんなに焦って……」
「お、お助けください！ターゲットに…」
部下の腕からはさみが現れた。
それに対し、悲鳴が上がる。
「ドナテロ！3人で守っていろ！」
部下を息子たちの後ろへとかばい、姿の見えない敵と対峙する。
…まあ、姿が見えない程度ならば吸血鬼の嗅覚で何とでもなるだろうな。
「…今姿を現せば、手荒なことは…・・っ！？」
グイ。と体を後ろに轢かれた。
ちらりと見えたのは背後にあったインテリアの鏡と、その中でにやりと笑う黒髪の男の姿…。
「っ親父！」
「来るなッ！私が戻るまで待機していろッ！」
…………………………
先ほどまで何人ものひとがいたはずだったのにも関わらず、誰もいなくなってしまった。
スタンドも出すことができない。
「ふむ…別世界か？」
あたりを見回してみる。
…文字が反転している…？
つまりここは…「鏡の中の世界ということか…？」
「ご名答」
その声が聞こえたと同時に、のどが切り裂かれた。
が、今はまだ血が足りているために比較的早く治る。
「悪いが…私の部下に危害を加えた報いだけは受けてもらうぞ」
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ｱｲｳｴｵ(プロフ) - 受難１を数ページ見て感動した、すごい平和的だしDIO様優しいし、平和のほうもエエなと思った。 (2022年5月13日 3時) (
レス) id: dcadc60966 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 死音心音2.0さん» こちらこそありがとうございます！番外編などもそのうち書くので気長にお待ちください！← (2020年3月25日 7時) (レス) id: 25bb83b486 (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - 完結、一先ずおめでとうございます！いつも楽しく読ませて頂いておりました。次回作と番外編、楽しみにしております。素晴らしい作品をありがとうございました!! (2020年3月22日 23時) (レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
月明かりに導かれる者 - 初見です！初めてこの小説を読みましたが読んでいて話にのめり込んでしまいました(笑)面白かったです！更新頑張ってください！ (2019年6月20日 21時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 闇夜さん» ご指摘ありがとうございます！訂正させて頂きました！ (2019年5月17日 23時) (レス) id: 0fe9064a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆ | 作成日時：2018年9月12日 12時
