第51話『お見舞い』 ページ7
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休日
轟くんに言われた病院に行くと、既に彼はロビーにいた。
『すみません。遅くなりました？』
轟「いや、俺が早めに来てただけだ。気にするな。…行くか」
そう言って歩き出した轟くんの後ろについていくと、ある病室の前で止まった。
彼は少し深呼吸して、スッと扉を開いた。
轟「お母さん」
冷「あ、焦凍。…其方は…雪乃……？」
『ええ。"雪乃"です。久しぶりですね』
冷「……そうね。あの時はごめんなさい。
…あの、貴方に聞きたいことがある、の」
『何ですか？』
きっと話っていうんは…。
冷「…私は、男の子を、焦凍を産んだっていう記憶は確かにあるの。
けれどね、貴方を産んだ記憶がないのよ。
…ごめんなさい。おかしいわよね。
こんなこと言うのは間違ってると思うわ。
記録にもちゃんと残っているのに…」
やっぱり。
母親ってのは凄いなぁ。
轟「…雪乃？」
冷さんの言葉に俯いたうちを心配したのか、声を掛けてくる。が…
『…流石は母親、ですね。この事に気付くなら母親くらいだとは思っていましたが…ふふっ。敵いませんねぇ』
轟・冷「「！」」
轟「じゃ、じゃあ本当に…！」
『ええ。冷さんは間違ってなどいませんよ。
"雪乃"は
ですから、貴方が私を産んだわけがないんですよ。
貴方達は記憶を操作され、雪乃を轟冷の子供だと思い込んでいるだけ…否、
冷「記憶を…操作？それに現界って…。貴方は…」
『人間ではありませんよ』
話が終わり、病院から出て、皆のいるショッピングモールへ向かうことにした。
『八百万さんに連絡…』
病室から出る時、冷さんにいつでも来ていいと言われた。
人間でもないうちに、なしてそないな風に言えるんやろか。
恐れられるもんやと思うてたんやけど。
『人間って不思議やなぁ…』
轟「どうかしたか？」
『いえ、別に…。というか、轟くんも来るんですか？』
轟「まぁ、林間合宿の買い物には行くつもりだったしな」
『そうですか』
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水月(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！最近忙しいから更新できてなくて申し訳ないです。頑張ります！ (2019年6月24日 20時) (
レス) id: 5aa5e3d00a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 方言好きです！これからも無理せずに頑張ってください！ (2019年6月20日 7時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
水月(プロフ) - よるさん» わかります！方言っていいですよね〜。 (2019年5月23日 17時) (レス) id: b463e0700f (このIDを非表示/違反報告)
よる - 関西弁(？)とか凄く萌える！ (2019年5月22日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
水月(プロフ) - 鞠さん» え！本当ですか！？勿論です！ありがとうございます！ (2019年5月2日 17時) (レス) id: b463e0700f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水月 | 作成日時：2019年4月29日 13時
