第63話『家庭訪問』 ページ19
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なんで校長さんまで来てはるんやろって思いながらも3人に座ってもらう。
相「事前にお話がいっているとは思いますが、雄英の全寮制について…」
福「ああ。その事なんだが……」
乱「……雪乃が寮生活することに反対の人ー」
乱歩さんがそういうと、皆がすっと手をあげる。
治「皆、思うことは一緒だろう。絶対嫌だね。……雪乃と離れるのは」
乱歩さんもやったけど皆、"雪乃"って名前が出てこんのやな……。
先生達も少し顔を見合わせて黙る。
全員一致の反対。
"私"を雄英に任せてもらおうにも理由がない。
『…なぁ、先生？それは依頼なん？』
治「…っ！」
治さんがぐっとうちを引き寄せた。
それを見た皆は、ﾊｯとして焦ったような顔をする。
根「…もし、依頼だ……と言ったら？」
『そんなら、うちは従うだけや。校長さんと約束してまったしなぁ。うち、約束は守るんよ？』
治「A！！」
『…治さん…それは言わんって話やったやろ…？』
治「…うん。悪かったよ。でも…雪乃。君は行くつもりなのかい…？」
『これが依頼なんやったら。な？』
治「……」
不安げにぎゅうっと抱きしめてくる治さん。
『けどなぁ、これ、其方にしか利益はあらへんやろ？うちに利益はないんやないの？』
相「…？」
『うちはオールマイトを守るために雄英におった。
今、オールマイトは力を失った。
せやけど、オールフォーワンも力が弱まったさかい、均衡はとれとる。
もう守る必要はあらへん。
…うちが雄英におる理由はなくなったんや』
再び静かになる先生達。
そんな時、何か思い出したかのように校長さんがこちらに顔を向ける。
根「今の君ならば確かに寮に入る必要はないだろう。けれど、【［福沢雪乃］だけが残ったとき】を考えれば寮に入っていた方がいいと、そうは思わないかな…？」
うちと校長さん以外のその場にいる全員が驚いた。
『…あーあ。気づいてまった？確かに、それやと"私"にも利益はあるなぁ？』
根「それなら…」
『うちはええよ。あとは皆の説得やなぁ？』
うちはその場を離れ、うずまきへ行くことにした。
治「A」
『ん？治さんも来はったん？』
近付いてきた治さんはさっきよりも強く抱きしめてくる。
治「A…嫌だ。行かないでよ」
『治さん…？』
何かに怯える子供みたいに頼りない背中を、よしよしと言って撫でる。
治「A……好きだよ」
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水月(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！最近忙しいから更新できてなくて申し訳ないです。頑張ります！ (2019年6月24日 20時) (
レス) id: 5aa5e3d00a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 方言好きです！これからも無理せずに頑張ってください！ (2019年6月20日 7時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
水月(プロフ) - よるさん» わかります！方言っていいですよね〜。 (2019年5月23日 17時) (レス) id: b463e0700f (このIDを非表示/違反報告)
よる - 関西弁(？)とか凄く萌える！ (2019年5月22日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
水月(プロフ) - 鞠さん» え！本当ですか！？勿論です！ありがとうございます！ (2019年5月2日 17時) (レス) id: b463e0700f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水月 | 作成日時：2019年4月29日 13時
