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“どて焼き最高〜”
“焼酎が進むねぇ〜これ”
「ふふふ」
実はあれから
お客様の声の色が少し変わった。
今もまだ、
“前と違う”
なんて言われる事も多少はあるけど
永瀬『どて焼き、どっすか？』
「美味しいよー、なんか味変えた！？もぉ最高！」
永瀬『ハハハッ、そら良かったっす』
店長はとても嬉しそうだった。
.
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永瀬『あ、そうや』
「はい？」
そんなとある日の開店準備中に
店長は手を止めて
永瀬『お前の歓迎会、まだやったな』
「歓迎会？」
と、急に思い出したように言う。
このお店で働き出して
そろそろ2ヶ月になる。
今更、歓迎会だなんて。
それに、歓迎会のメンバーって
永瀬『飯連れてったるわ。お前何食いたい？』
「え、私ですか？」
永瀬『他に誰がおんねん』
「え、私と、…店長と…ふ、2人で？」
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＿＿それは、恋だね
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永瀬『なに、2人じゃ嫌？』
「………」
キョトンとしながら
黙り込む私をじっと見つめる店長。
やばい
やばいやばいやばいやばい
永瀬『え、無視？』
「………」
私、あの日からダメなんだ。
店長と目が合うだけで
なんかダメなの。
普通に出来ないというか
変な汗が出てくるというか
その、…だって、…店長は私の
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永瀬『んな誰か呼ぼか』
「い、行きます！！…」
永瀬『え？…んふふ、なんやお前ややこしいな』
「あはは、…はははは…はは」
永瀬『……？』
初恋の人。
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そんなの意識すればするほど
挙動がおかしくなるし
店長に怪しまれるし
それに…
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永瀬『…って言うてもあれやな』
「？」
.
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永瀬『お前、未成年やもんなぁ』
「……え？…あぁ」
永瀬『焼肉やな。結局俺が決めてもうたけど』
「……い、いや。…焼肉なんて…いいんですか？」
永瀬『ええよ。んな、予約しとくわ』
ちょっとした事で落ち込んでしまうし。
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知ってる所なのか行きつけなのか
すぐにお店の予約電話をし始めた店長の横顔を
こっそり眺める。
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店長からすれば
私はやっぱり未成年の子供で
きっと…
永瀬『しゃ、出来た！』
「ありがとうございます…」
永瀬『おぅ』
眼中にない。
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ayu(プロフ) - にこさん» 他担さんですか！？ええ、嬉しい\(//∇//)\★店長永瀬に沼落ちでしたか！？やった★これからも私の自由な妄想にお付き合い頂けると幸いです★ (2021年6月7日 23時) (
レス) id: 48c3815e05 (このIDを非表示/違反報告)
ayu(プロフ) - ☆。..＊アイス＊..。☆さん» アイスさん(o^^o)最近、占ツク低浮上ですいやせぇん…m(_ _)m笑 どのお話も大好きだなんて…★もう、好き！アイスさん好きー！！！\(//∇//)\ふふふ (2021年6月7日 23時) (レス) id: 48c3815e05 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 初めまして☆他担ながら、こっそり拝見させて頂いてました！(笑)ayuさんのお話の進め方や言葉の選び方が本当に素敵で、引き込まれて沼落ちしたのがこの作品です！店長最高。どのお話もすっごく好きで、更新楽しみにしてます◎頑張ってくださいね。 (2021年6月7日 21時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
☆。..＊アイス＊..。☆(プロフ) - ayuさん！いつも楽しく読ませてもらってます！どのお話も大好きで大好きで…！Twitterの方にも感想を送らせてもらってます！あとコメントにありますが、題名や設定などは読んでいれば分かる話でしょう。ayuさん気にしないでくださいね！これからも楽しみにしてます！ (2021年6月7日 14時) (レス) id: b777a69647 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 題名の『甘い夜』にした理由を教えてください。よく分からなかったので。 (2021年6月7日 13時) (レス) id: 6420a4fbbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayu
| 作成日時：2020年11月8日 7時
