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�盒供�A〜、今日飲み行こぉ』
「今日？」
�盒供愴�味しい焼き鳥屋さん見つけたぁ〜。ほら！』
勤務中に携帯を私にチラリと見せてきて
海人は、縋るような目をしてこちらを見る。
「あーー…」
�盒供悒劵�ッひぇぇぇえええ！！！！』
「なに！？」
すると海人が急に悲鳴を上げる。
私は何かと思い
海人が怯えるように見つめる視線の先を追いかけると
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永瀬『自販機どこ。』
ナースステーションのカウンターに肘をつき
私達を冷たい目で見下ろす永瀬さんの姿。
「え？」
�盒供悄帖帖�
「あ、私も着いて行きましょうか？」
永瀬『うん。』
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ブルブル震えた海人を置いて
私は松葉杖をついた永瀬さんと一緒に
自動販売機へと向かった。
.
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「何か飲みたい物でもあったんですか？」
永瀬『別に。』
「……？」
前を向いて、
無表情のままの永瀬さん。
あれ、なにか怒ってる？
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「…永瀬さん？」
永瀬『……』
「おーい、」
永瀬『やっぱいいわ』
永瀬さんの松葉杖は突然動きを止めて
私をその場に残して引き返そうとする。
「え、ちょ、永瀬さ」
永瀬『ただ顔が見たかっただけやから』
「…っ！」
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下を向きながら
どんどん廊下を歩いて行く永瀬さんの後ろ姿を
私は少しの間眺めた。
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「永瀬さん！」
永瀬『……』
私は大きな声で永瀬さんを呼び止め
そこまで小走りで追いつく。
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そして、
「…あの……連絡先、教えて頂けませんか？」
永瀬『……』
ずっと思っていた事を口にした。
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永瀬さんと顔を合わせるのは
食事の時、薬の時間、介助の時などの数分だけ。
ほぼ毎日顔を合わせているようで
会話という会話はほとんど出来ていない。
正直、かなり寂しいもの。
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「…私が休みの日とか、…夜寝れない時とかに
少しでも声が聞けたらいいなぁ〜…なんて。」
会えない時間に
永瀬さんを感じたいと思う事がある。
もしも、それが私だけじゃないのなら
永瀬『…事故した時に携帯壊れた。』
「……」
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あ…
なるほど
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「…じ、じゃあ、…また退院したら」
永瀬『Aは、俺の事好き？』
「え？」
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作者名：ayu
| 作成日時：2020年10月23日 20時
