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ren side…
プルルルル〜♫
で、
凄いタイミングに
Aの携帯画面が光る。
プルルルル〜♫
「……れん」
『……いいから、…集中して。』
冬の寒い部屋の中
ホクホクと熱い湯気が立ち込めるほど
火照った身体を一定に揺らしていく。
その間にもチラッとその携帯に
視線を向ける俺。
プルルルル〜♫
プルルルル〜♫
『………誰…男？…』
「………ぇ？……」
画面に表示された名前が
なんとなく女の子じゃない事が
遠目で見て分かった。
.
一瞬で嫉妬に包まれる。
.
「……れ……んっ…」
『…誰……言うてみ…』
動きを止める事なく
Aの反応を上から見下ろし
独占欲を全面に押し付ける。
.
Aはグーーッと腕を伸ばし
こんな最中に携帯を手に取り出した。
『…お前……』
「…ちょ、…廉止まって」
『…無理……』
苛立ちと嫉妬と快感で
もうよく分からんかった。
「…れ……廉ってば」
『…誰か言えや、早よそれ…』
「み、見て、…紫耀だよ紫耀！」
その言葉で
俺の動きが一旦止まる。
『……』
.
なんや。
紫耀かい。
だっさ
俺、だっさ
.
プルルルル〜♫
プルルルル〜♫
『…あいつしつこいな。…』
「…出る？」
『…出んでい』
「あっ！」
間違って押しちゃった！
みたいな顔をするA。
「…も、もしもし紫耀？」
『…A、切れよ…』
「だ、だって。え？うん、そうだよ」
凄い格好で紫耀と電話するA。
俺はもう待てそうにもなくて、
ゆっくりとまた身体を動かし始めた。
「…あっ……いや、ごめん…大丈夫、…う…ん」
『…A。』
「ちょっと、…廉！…え？違う、…んっ」
『ちょ、もう貸して携帯。』
なかなか切ろうとしないAの携帯を奪い
『もしもし紫耀？』
.
.
『今、絶賛取り込み中なんよ。邪魔せんといて。』
一方的にブチっと電話を切り、
.
『……A…わかってるよな？』
「ちょっと待って、…優しくするってさっき」
.
『お前が悪い。』
.
.
.
紫耀へ
はじめてした感想は、
.
.
やっぱり凄かったです。
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作者名：ayu
| 作成日時：2020年10月8日 14時
