62 Ren side ページ12
ren side…
身体を素早く洗い終えて
湯船に浸かりながら待つ俺の今の心境は、
.
マジか…
って感じ。
.
ガラガラ〜
「…まだ、こっち見ないでよ？」
『わーかったて。そのかわり早よしてな。』
「……う、うん。」
.
俺が目を背けてる間に
Aは髪を、そして身体を洗う。
.
「目瞑ってる？」
『んふふふ、瞑ってるって。』
指示通り俺は目をつぶったまま。
次第に全て洗い終えたAは、
ゆっくりと湯船に脚を浸ける音
湯船の波打つ感覚
そして、
俺の足と足の間に
濡れたAの身体がスルリと入り込んできて
…やっば
目瞑ってる方が興奮するわ逆に。
.
『目、開けていい？』
「…うん。」
『……。』
目を開けると
俺に背を向けて湯船に浸かるAの姿。
俺はすぐさま
Aの身体を後ろから抱きしめた。
「…ち、ちょっと。」
『まだ肝心な所は触ってへんから。』
「……まだって、触る気なんだ。」
『そらそーやろ。』
さっそく
恥ずかしそうに下を向くAの
濡れたうなじに唇を滑らせる。
それにビクッと反応したAを
さらに虐めて。
『ふっ…首弱いなA。』
「…ち、違う」
『あと、耳もな。』
そのまま耳元に唇を移動させ
いやらしくリップ音を鳴らしていく。
『我慢せんと声だせよ。』
「………」
お腹に置いていた俺の両手は
ゆっくりと上に持ち上げて、
少しの間、Aの反応を楽しむ。
まぁでも、
そんな事してたら
「…廉、当たってるんだけど。」
『んふふふ、バレた？』
「…うん…てか、わざとでしょ。」
俺もだんだんとね。
こうなるよね。
「…そっち、向いてもいい？」
『むしろ大歓迎よ、俺は。』
「…ふふ」
徐々に解けてきたAは、
頬をピンクにした艶やかな表情で
ゆっくりと俺の上に跨るような体勢へと変える。
Aは俺の首に腕を回し
上から見下ろしてくるこの感じ、…なんなん
A初めてちゃうやろ、風呂一緒に入んの。…だる
と、小さな嫉妬を頭に浮かべながら。
『えっろ』
「…廉、ちゃんとキスして。」
『……』
俺は言われた通り
Aの濡れた唇に
咥えるようなキスをした。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1434人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayu
| 作成日時：2020年9月19日 1時
