51 Ren side ページ1
ren side…
濡れた髪をドライヤーで乾かす。
トレーナーとスウェットパンツを履き
ハンドタオルを首に巻いて
落ち着きのないまま脱衣所を出た。
すると、
台所には既にお風呂から上がっていたAが
なにやら温かいお茶を湯呑みに注いでいる。
結果から言うと、
風呂には一緒に入ってない。
まぁ、普通に断られてんけど。
.
俺は少しの間、
Aの小さな背中を眺めてから
ゆっくりとそこに近づいて
後ろから優しく抱きしめた。
「…上がってたんだ。」
『うん。』
なかなかこっちを見てくれない。
でも、ほんのり頬を赤く染めたAの姿を見て
まだ気は変わってなさそうやな
と俺はそう勝手に解釈した。
「…お茶飲む?」
『そんな事より早よしよ。』
「……でも、せっかく…っ!!」
Aの顎をクイッと斜めに持ち上げ
そのまま吸い付くようなキスを再開させる。
素直になれないAも
わりとすぐ大人しくなり、
クルッと身体の向きを変えて
真正面から俺の首に腕を回してきた。
Aの唇から一瞬離して、
それは耳、首筋にと徐々に移動させる。
腰に置いていた俺の手も
Aの服の中へと侵入し
綺麗なウエストラインに沿って、
徐々に上へと上げていく。
てか…
.
『なんでブラついてんの』
「…え、…だって」
『どうせ脱がされんの分かってたやろ』
「……」
普段しっかり者のAが
俺の言葉にいちいち反応して恥ずかしそうにする。
その表情がたまらんかった。
背中にあるブラのホックを簡単に外し
そのまま前にある柔らかい部分を優しく包み込む。
その後は焦らす余裕もなく
もう俺の好き放題にさせてもらった。
Aの吐息からこぼれる小さな声だけで
めっちゃ恥ずいねんけど、
それだけで、俺はすでに果てそう。
『…このままする?…あっち行く?』
「…あっちがいい。」
『ん。』
.
居間の布団にAを寝かせて
俺はちょっとの間だけ上から
火照ったAの顔を見下ろして楽しむ。
でも、
「…なにしてるの?」
『……可愛いなぁ思て』
.
.
__早くして…
.
まぁ、この後の事は
ちょっと俺の情けないエピソードになるから
もう、…そっとしといてほしいねんけど。
.
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作者名:ayu | 作成日時:2020年9月19日 1時