Another story ページ40
ren side…
イライラしてたから
変なスイッチ入ってもうて
若干俺も、荒かったかも。
ただ俺の上に跨るAの目には
少しだけ涙を浮かべてて
うわ…
.
俺やった。
『…A、ごめん。』
「だって…廉が私以外に………だもん。」
『ん？なに？…ごめん、聞こえんかった。なんて？』
一気に血の気が引いた俺は、
Aの素肌になった背中を
優しく撫でながら耳を傾ける。
すんごい体勢と格好で泣いてるAと
同じく凄い格好で慰める俺。
『…ゆっくりでいいから、…Aごめんな。』
「廉が……」
『なに…どうしたん？』
.
俺にギュッとしがみついてくるA。
そして、
.
「…私以外に投げキッスとかするんだもん。」
『……。』
.
ごめん。
今から俺、ちょっと下品な事言うな。
.
.
いった。
今ので俺、いったわ。
『…え？』
「私だって、独占したくなるんだもん。」
『……え？』
「え、じゃない。…ばか。」
『…え、まぁじで！？』
.
もう、俺どうしたらええの。
俺今、頭の中でソーラン節踊ってるわ。
待ってソーラン節は意味が分からんわ。
待って待って、パニックよ俺。
.
今日は、Aもヤキモチを妬く事を知りました。
泣いてしまう程、独占欲がある事も知りました。
これを知ってしまった俺は、どうしよ。
どうしよかな。
まぁとりあえず。
.
『んふふふ、…可愛いな。』
「…やめて。」
俺はAの頬を優しく包み込む。
そのまま柔らかく、短いキスをして、
.
『…めっちゃ優しくするから。』
「……。」
.
まぁ、とりあえず再開しよか。
Aのモヤモヤを取り除いてあげるのは
後からしっかり、させて頂きます。
.
てか、
俺はずーーーっと気になっていた事があんのよ。
.
俺は今、Aの家にお邪魔させてもうてて。
そしてAの家の中で
まぁ、こんな事をしてるわけやねんけど、
.
俺は薄目で、
その気になっていた存在を見ながら、
.
『ガン見やわ。』
「…ふふふっ、イネ？場所、移動する？」
『いや、もう無理。』
.
Aと、この後も熱い夜を過ごして。
あ、あとイネもね。
.
- end -
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1434人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayu
| 作成日時：2020年9月19日 1時
