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最近の永瀬は、なんだか不機嫌だ。
理由は知らない。知ったこっちゃない。
だって私、
「…クリスマスデート、しませんか。っと」
�盒供慘実牲�？』
「へへ、はい。…私からも誘ってみようかと」
�盒供悗悄次次�だってぇ廉。』
永瀬『クソどーーーでもええわ…』
恋をしているのだから。
去年、一昨年と詫びしいクリスマスを過ごした。
それがなんだ、今年は。
胸が高まる。熱くなる。瞼を閉じると
あの亮太君の…柔らかい唇…
「ギャーーーーーもぉ！！やめてよ、海人ぉ！笑」
�盒供悗─△覆砲發靴討覆い莢供�
永瀬『きっしょ』
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恋をすると、周りがキラキラして見える。
恋をすると、毎日がワクワクする。
優太様…ごめんなさい。
クリスマスだけは、
優太様を忘れてしまうかもしれません。
どうか、お許しを。
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部活を終えると、
今日は珍しく�盒兇�んは急いで教室を出て行った。
と言う事は、不機嫌永瀬と2人きりか…。
「片付け、…私しておこうか？」
永瀬『ええよこんくらい。』
「…あ、…そか。…」
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また小さな雪が頬に落ちた。
見上げると、グレーな雲で空を覆う。
「明日は今日より2℃下がるんだって」
永瀬『へぇ』
「いい加減、マフラーしてくれば？」
永瀬『いらん。』
「…ぁっそ。」
手袋をカバンにしまったままの私は、
手をブレザーのポケットに突っ込んで歩いた。
ふと隣に目を向けると
永瀬も手をスラックスパンツのポケットに。
「永瀬はさぁ」
永瀬『……』
「恋、したことある？」
永瀬『された事なら』
うわぁ、嫌な人ぉ…
まぁそりゃそーか。その顔だもんね。
って事は、永瀬自身が好きになった事は無いのか。
「ふふ、…でもさぁ。」
永瀬『……』
「恋っていいよね。」
寝る寸前まで亮太君の事を考える。
携帯も、ちくいち確認をする。
授業中も、昼食中も、…今もずっと考える。
「……息苦しいのに、…甘いの。」
永瀬『……』
「……ふふ」
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すると、後ろでじゃりっと足音が止まる。
振り返ると、永瀬は私を見たまま立っていて
「ふっ、…永瀬どうしたの？」
永瀬『……』
「……？」
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永瀬『イライラするわ』
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作者名：ayu
| 作成日時：2021年2月10日 0時
