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「……ねぇ。またぁ？」
永瀬『ええの、それで。』
「だって、断ってばっかじゃん」
あれから1週間
永瀬の恋愛攻略法はなかなか理解に苦しむ
亮太君：明日の夜とか、予定ある？
A：ごめんなさい。明日もダメです。
「…これで5回目だよ？断るの」
永瀬『引いたら追いたくなんのよ。男ってのは。』
「…そぉー、なのかなぁ？……」
永瀬『失敗したないやろ？なら俺の指示に従え』
「……はぁーい。」
永瀬先生
あのぉ、このままでは冬が終わってしまいます。
クリスマスの予定もそろそろ立てたいですし。
なんて言うとまた、ゴタゴタ言われるだけだから
とりあえず黙って従いますけども。
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しかし、次の日もその次の日も
亮太君からのメールは途絶える事なく
むしろ毎回好意を感じる内容ばかりで。
心は膨らんでいく一方だった。
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お昼休み
また1通のメールが届く
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亮太君：今日、会えない？1時間だけでもいいから
「っ！！！な、永瀬！永瀬見てこれ」
永瀬『ん、』
「どーしよ！さすがにもう会っていいよね！？」
永瀬『いや、まだやな。断れ』
「……」
適当に食堂のラーメンをすすり
私の携帯を見ることすらしなくなった永瀬。
永瀬『断った？』
「…え？…あ、…うん。断りました」
永瀬『ん。』
「……」
.
.
A：私も、会いたいです。
.
ごめんなさい。でも、…永瀬先生、
もう会いたくて会いたくて、心が震えるんです。
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作者名：ayu
| 作成日時：2021年2月10日 0時
