～恋するオタク～【永瀬廉】２ (ページ34)

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永瀬『…や、…ちょっと、…そのぉー』

「うん…？」

永瀬『俺今、…困ってて。』

「え？」

永瀬の瞳の奥は、次第に熱帯びてくる。

あの日の夜みたいに、

私の手を、優しくギュッと掴んで

「…え、…な、永瀬？」

永瀬『…お前さ、』

「ど、どどど、どうし」

距離がだんだんと縮まり、そして

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永瀬『…俺ん家、今日来てくれへん？』

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全身が痺れて、上手く立てやしない…

「は？…で、でも私、その…そういう事は」

永瀬『教えるから…俺が』

「はいぃ？…じ、じゃなくて、そもそも私達まだ」

永瀬『1人ですんの、…もう嫌なんよ』

そ、そ、そそれは、……一体どういう意味

永瀬『……手伝って』

「…手伝うって、…あんた」

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永瀬『お願い、……気持ちよくして＿＿』

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おっ、ふ…

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が、しかし＿＿

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髙橋『如月っち！！え、だ、大丈夫！？』

如月「ちょっと、…腰をやらかしまして…笑」

永瀬『いやー、マジ困ってんのよ俺。』

髙橋『廉、まずは如月っちの心配して？』

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ややこしい

非常にややこしい

髙橋『で、Aに家事をしてもらうと？』

永瀬『そ。もちろん金は払うしさ、どぉ？』

「……っ、…」

永瀬『部屋も用意するし、全然泊まり込みでも』

髙橋『下心、すっごいなこの人』

ややこしいややこしいややこしいややこしい

永瀬『部屋も散らかってるし気持ち悪いんよ。

な？俺が掃除の仕方とかも教えるから、A。

やってや』

「……気持ちよく、私が……ははは、はははは」

髙橋『あれ、…A？大丈夫？』

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あれやこれを考えてしまった自分を

今すぐ殺してやりたい気分だ…

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