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初めて、ライブに行った感想を述べようか。

上手くまとめられる自信はないが、

一言で言うならば最高って事。






まず






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岸『…それでは新曲。

聴いてください。「おなしゃす」……』






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岸『おーーー、なーーー、しゃーーーぁあああああ』


「すぅぅううううううう!!!!!♫」


岸『おなしゃす!』


「おなしゃす!♫」


岸『もっと声出せみんなぁーー!!!おなしゃす!』


「おなしゃすッ!!!♫」







いきなりコールアンドレスポンスから始まるという

癖しかない彼の新曲は

私を含め会場を一気に興奮で熱くさせた。

大勢の人達が一つになる快感を、

私は初めて味わった。







岸『飛べーーーーー!!!!』


「ギィヤヤヤーーーーー!!!優太様ぁぁあ!!」







飛び跳ねる、振り回す、叫ぶを繰り返す

ライブはとにかく体力の消費が凄いという事も知った






それだけじゃない

彼の磨き上げられた歌やダンスに

空いた口が塞がらない。

圧巻…なんて感情も初めてだった。






彼の全てがキラキラして見えた。

まるで恋をしたみたいに。

胸を熱く締め付けた。






「…凄い」






終盤には、自然と涙が溢れた。

それは私だけじゃなく

周りにいた人々は皆、彼に魅了され涙していた。






「…ッグス、……」


『ハンカチ、いります?』


「え?…」






そして最も感動的だった事。

それは、見ず知らずの人でも関係なく

この会場にいる人達は皆、仲間だという事。







『はい、どーぞ』


「…あ、ありがとう、…ございますぅ…」


『…んふふ、いえいえ』






真っ暗な会場で上手くその人の表情は読み取れない。

男性ファンだという事しか分からないが

ただ、良い人だという事は声だけで伝わる。

素晴らしい。

優太様のファンは皆素晴らしいよ。最高だよ。






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岸『…えぇー、今日は本当に来て頂いて__』






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はぁー…

あっという間だった。

もう最後の挨拶だなんて。寂しい。

次はいつ会えるのか。







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岸『本当にどうも、ありがとうございましたぁ!!』


「優太様ーーー!!!!…あ、ありがとうぉー!!」


『優太ぁああああああ!!』






夢のような時間は、

刹那の如く去ってしまった。






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設定タグ:永瀬廉   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ayu | 作成日時:2021年1月31日 1時

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