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俺がAを泣かした。
涙を流さないといけない理由は
きっと他にもある事くらい分かってるけど
でも、今この場でAが
涙を流さないといけなくなったのは
確実に俺のせいで。
「…っ……」
『…………』
声を押し殺して涙するAを目の前に
俺はどうしていいのかが分からなくて正直焦った。
手を差し伸べる？
抱き締める？
ごめんなさい？
どれも違う気がしてならなかった。
『……A』
「…ごめ、…」
『え…？』
「…ここで…大丈夫だか…ら…っ」
Aは俺から背を向けて
歩いて行こうとするから
やっぱり後ろから追いかけてしまうし
Aの細い手首を掴まえて引き止めてしまう。
『…待てって』
「離して、…っ…お願い」
『嫌や』
「…離して！！！」
『っ………』
Aは大きな声でそう叫び
俺の手を振り解こうとする。
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「…離してってば…」
『嫌や言うてるやん…』
「もぉ、帰りたいの…」
『無理、離さん』
グイッと俺の手から離れようとする手首を
俺はさらに強く握る。
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「……っ、…関係ないじゃん」
『………』
「なんでっ、」
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『好きやからに決まってるやろ！』
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Aと、ようやく視線が重なる
涙を含むキラッキラの瞳に
俺は足が竦みそうになった。
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今めちゃくちゃダサい顔してるわ、俺多分。
血管がはち切れそうなくらい
顔を真っ赤にして、必死な顔して。
『ほっとけるわけないやろ！』
「……」
『意味分からんくらい、お前が好きやねんもん』
「……」
『しゃーないやん！』
俺、何も悪い事言うて無いと思う。
だってあかんやん。不倫なんて。
そこにどんな理由があったとしても
相手には、家族がおるんやから。
なのに、
こんなに小さくなったAを見てもうたら
俺、ごめんって謝りそうになるやん。
傷付けてごめんって。
抱き締めてしまいそうになる。
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『…別れろや』
「……」
『俺嫌やわ。お前がこんなんなってんの』
「……」
『見たくない』
Aの濡れた頬を指で撫でる。
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『…お願いやから、…A』
俺にして。
全部、俺が受け止めるから＿＿
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aimi(プロフ) - ギャーーーーーーーーーーーわーーーーー‼️今回もすごかったです‼️廉くん目線難しかったですよね？私達のためにありがとうございます✨これからも応援してます✨ (2021年11月2日 19時) (
レス) @page42 id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
aimi(プロフ) - 長文すみません、、、 (2021年11月1日 20時) (レス) id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
aimi(プロフ) - すごく面白かったです‼️まとめみたいなのが大好きです❗️廉くんも可愛かった❤️すごく良かったです‼️これからも頑張ってください！応援してます✨ (2021年11月1日 19時) (レス) id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
aimi(プロフ) - 初めまして？小さな世界の感想書くところがなかったのでこちらでいいですか❗️書かせていただきます✨ (2021年11月1日 19時) (レス) id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
ayu(プロフ) - かなさん» かなさん★おーーーまたせ致しましたすいません…( ；∀；)ようやく新作公開しております！是非お暇な時に読んでいただけると幸いです★ (2021年1月31日 2時) (レス) id: 72acefca01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayu
| 作成日時：2020年11月27日 19時
