～先輩の隣は～【永瀬廉】 (ページ27)

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27 Jin side ページ27

Jin side…

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なーーるほどね。

『誘う前に、海人に取られたんだ？』

永瀬『その言い方やめろ、お前。』

海人が年上女性が好きって事は、

なんとなく今は伏せておきましょう。

『単刀直入に聞いていい？』

永瀬『なに』

.

返ってくる答えは、

なんとなくだけど、分かる。

『Aちゃんの事、好きなの？』

永瀬『…アホか。なんでそうなんねん。』

ほらね。

やっぱり気付いてない、

スーパー鈍感ボーイだったわ。

永瀬『歓迎会の時、俺があいつに無理さしたから、

そん時のお詫びよ。吐くまで飲ましてもーたし。』

いやいや、廉。

今までもっと後輩に酷い事してきたと思うよ？

廉が厳しいから仕事を辞めた子なんて

いっぱい居るし

貴方が1番よく知ってるじゃん。

『ふーん。』

永瀬『まぁでも、もう誘わん』

『ふふ、なんで？』

永瀬『理由なんてない。気分よ。』

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はいはい、分かりました。

もう、これ以上はこの話やめにします。

あ、でも、これだけは言わせて？

『じゃあ、俺が誘っちゃお。』

永瀬『は？』

別に、廉はそのままでいいよ。

でも、Aちゃんは廉が思っているよりも

魅力的な女性だと俺は思うよ？

『Aちゃんの連絡先教えてよ。』

永瀬『無理』

『ハハハッ、なーんで？』

永瀬『お前手出す気やろ。』

『仕事の話をしたいだけ！早く、教えて』

永瀬『無理。お前は特に無理。』

そうそう。

そうやってちゃんと捕まえておかないと、

一瞬で、誰かに取られちゃうよ？

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