LOVE 風に乗って。〜天使に捧ぐストーリー〜 3rd

STORY 111 〜風磨〜 ページ11

〜風磨サイド〜





なぁ…中島。







オレは中島以外にAを譲るつもりねぇーから。









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岸さんとの電話を切ったオレは直ぐに中島に電話をし、中島の帰宅する時間に基地まで行く事にした。









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「中島…大事な話しがあるんだ…」









「風磨、どうした？なんかあった？」









オレは深呼吸をして話し始めた。









「落ち着いて聞いてくれ…」









「なんだよ…どうした？」









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「実はAさ…妊娠してんだ…」









「え……」









「で、来月結婚式らしい…」









「そっか…よかったじゃん…俺にはもう…」









「お前それ本気でそう思ってんの？」









「本気も何も、Aがやっと掴んだ幸せ壊すことできねぇだろ…」









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「ばっかじゃねーの？お前。









Aの腹に居る子はお前の子供なんだよ！」









「ちょっと待てよ…嘘だろ？」









中島は今まで見たことのない表情をしてた。









「隠してて悪かったな…」









「風磨…それ本当なのか？」









「間違いない…」









中島は机にあったペットボトルの水を飲み干した。









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「風磨…ちょっと俺に力を貸してくれ…」









「当たり前だろ」

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