10「気づかなかった本性」 ページ28
翌朝、私は昨夜LINEのことを問いただした。何かの間違いであってくれと願いながら。
カレ「みーちゃん・・誰だろ？」
「とぼけないで？私の知らないところで会ってたりしたわけ？」
カレ「勝手にLINE見たのかよ。それこそ悪いだろ」
「は？偶然見ただけよ。それより同棲しているのに他の女とやってるってどういうこと？？」
私はあまり人に対して怒ったことはない。珍しく大きな声が出た。
カレ「男の癒しの場は必要だろ？キャバクラのねーちゃんだよ」
「その理屈の意味が分からないんだけど」
カレ「人間なんだから欲求不満にだってなるさ。お前とやってても正直飽きた。だから新しい刺激が欲しいだけなんだよ。それくらいやったっていいだろ」
それくらい、か。私の存在はそれくらいに負けるほどだったのか。
「そんな風なら私はあなたと暮らせない。容認なんてできない」
カレ「お前も執念深いな。認めたほうが生活が楽になるのに」
「なに馬鹿なことを言っているの？」
やり直さなければよかった。こんなにカレがおかしい人だったと5年も気づかなかったなんて、私も馬鹿なのかもしれない。
カレ「それなら、おしまいだな」
「こっちから願い下げよ」
私は朝っぱらから家を出ていった。
・
歩いた先は、いつも買い物をしている商店街。前もこういう時にここをぼーっと歩いていたなぁ。
なぜここに辿り着いたかなんて、心の奥では理由を知ってる。
深澤「A？」
そう。彼に会いたかったから。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 366人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「目黒蓮」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みあ(プロフ) - スノ姫さん» スノ姫さん。コメントありがとうございます。素敵なリクエストです！参考にさせていただきます。 (2021年10月7日 0時) (
レス) id: f3c1546d7f (このIDを非表示/違反報告)
スノ姫 - アラフォーだけど、付き合ってた彼氏に浮気され、別れた所で街をふらついて歩いてる所に男友達の深澤君と会い恋人になったと言うシチュエーションをお願いします。 (2021年9月26日 4時) (レス) @page1 id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みあ | 作成日時：2021年9月25日 14時
