65「スペシャルカクテル」 ページ17
真相を知った辰哉くんはちょっと落ち込んでて、宮館さんはニヤついてる。
阿部「まぁみんなふたりの幸せを願っていたってことで、いいじゃない。想いが通じてさ。」
宮舘「じゃあ記念に、スペシャルカクテルでも作っちゃおうかな。」
「ほんとですか！」
深澤「うわ、舘さんそんなことできるの？？」
宮舘「俺をなめちゃあ困りますねぇ(笑)」
そう言って手際よくお酒を配合しシャカシャカして、浅いグラスに注いだのは淡いピンク色のお酒。
「綺麗・・！」
宮舘「甘酸っぱい素敵な恋に発展するといいなってことで、ちょっと酸味ありのやつで。」
阿部「俺にはくれないのー？」
宮舘「阿部にはあげない！(笑)」
なんだよーいいなぁ、なんて阿部くんは羨ましがってて、辰哉くんはいいだろ〜なんて自慢してる。そんな空間がとても楽しかった。
私も作ってもらったカクテルを飲むと、甘酸っぱい味が広がっていい気分になっていった。
・
阿部「あれ、Aちゃーん？」
深澤「完全におねむさんになってる(笑)」
阿部「もしかしてアルコール高めなの？これ。」
宮舘「さぁどうでしょう？」
深澤「絶対そうだ。めっちゃニヤついてるもん！」
阿部「どうする？ふっかに連れてかれちゃうよー？」
深澤「いいだろ、もう俺彼氏なんだしさ。」
阿部「男ってこわーい。俺逃げよ(笑)」
深澤「おいお前も男だろうが。」
宮舘「こわーい！」
深澤「いや仕掛けたの舘さんでしょ！」
そんな会話が聞こえたような、聞こえなかったような・・。
・
66「舘さんの仕掛け」（深澤side）→←64「あのBARにて」
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作者名：みあ | 作成日時：2021年8月30日 17時
