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花巻は部屋に入ってくると、ネクタイを解き、着ていたジャージの上着を私に着せた。
後から父さんも部屋に来た。
「A、お前は父さんに逆らうのか?」
「っ!あのなぁ!」
声を荒らげた花巻の肩に手を置く。
「お母さんに暴力を振ってる事…
私や母さんの知らない女の人を家に連れて来てる事…
私は知ってるんだよ……
母さんに言いたい……
それに正直言うと、母さんと別れて欲しい…
私はそう思ってる…
それでも母さんはまだ父さんの事好きなんだよ…
父さんはそれを踏みにじってるんだよ…?
いい加減気づいてあげなよ!?」
父さんは何を言わなかった。
ただ俯いているだけ。
そんな父さんを無視して私は言いたい事を言いまくる。
「それとも何!?
知りませんでしたごめんなさいって言うつもり?
私は絶対に許さない。
父さんは結婚する前、母さんの事を守るって誓わなかったの?
一生幸せにするって思いもしなかったの?
会社の女の人に手を出したかと思ったら、自分の娘にまで手を出して…」
私がそこまで言うと、花巻が私を抱きしめた。
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マシュマロ - マッキーがイケメンすぎる。 (2022年7月18日 16時) (レス) @page34 id: 9628aa6cdd (このIDを非表示/違反報告)
蛍埜(プロフ) - (*・_・*)さん» ありがとうございます! (2022年4月12日 22時) (レス) id: d79ed0583d (このIDを非表示/違反報告)
(*・_・*) - 面白い! (2022年4月12日 19時) (レス) @page5 id: 62fa8c9f13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蛍埜 | 作成日時:2022年4月6日 13時