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「父さん、浮気してるんだよね…」
花巻は無言のまま私の話を聞く。
「毎日のように母さんに暴力を振るったり、酷い時には女の人を連れてきてやってる…。
前に…1回だけ父さんに手を出されたことあるんだ…。
抵抗したけど…やっぱり力が違うから…。
されるがままだった…。
途中で体を殴られたりもした…。
ストレスをぶつけられる感じだった…。怖かった。
ストレス発散の道具みたいに使われて…」
泣くのを堪えて話をした。
花巻はまだ無言のまま。
「ごめん、変な話して…」
「辛かったな…」
「え…?」
花巻は私をギュッと抱きしめた。
そして頭を撫でた。
「泣いてもいいと思うぜ?
今、お前といるのは俺だけだし。
強がんなよ?辛くなるだけだし。1回泣けよ?」
優しくそう言った。
私は声を出して泣いた。
その間、花巻はずっと私を抱き締めて、背中をさすってくれていた。
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マシュマロ - マッキーがイケメンすぎる。 (2022年7月18日 16時) (レス) @page34 id: 9628aa6cdd (このIDを非表示/違反報告)
蛍埜(プロフ) - (*・_・*)さん» ありがとうございます! (2022年4月12日 22時) (レス) id: d79ed0583d (このIDを非表示/違反報告)
(*・_・*) - 面白い! (2022年4月12日 19時) (レス) @page5 id: 62fa8c9f13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蛍埜 | 作成日時:2022年4月6日 13時