後輩はクソ生意気サングラス野郎でした。２【松田陣平】 (ページ2)

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Youside

一軒家に着くなり直ぐにインターホンを鳴らす。

「はい…あ、えっと……」

「警察です。

お子さんの失踪についてお話を聞きたくて……」

「あ、警察の方でしたか…。

どうぞ上がってください」

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歳は7歳。小学一年生。
探偵くんと同じか。知ってるかな。

「必ず見つけ出します」

「ありがとうございます…」

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とりあえず、子供が好奇心で入りそうな場所行くか。
無駄に怪しい所とか入りたがるよな、子供って。
廃ビルとか、空き家とか。

「ここ見てみるか…」

車から降りて目の前の廃ビルに入る。
中は薄暗く、所々埃が被っていた。

「おーい、悠太くんいるー？

お母さん心配してるぞー？

かくれんぼはいいから出てきなよー」

居ないのか？
一応各部屋の中見てくかぁ。

その時、近くの部屋からもの音が聞こえてきた。
扉を開けると、小さい男の子が部屋の隅に座っていた。

「君が悠太くん？」

「…誰？お姉さん……」

「警察だよ」

そう言うと、悠太くんは私に泣きながら抱きついた。